▲議会改革先進市の流山市庁舎
7月11日午後、小平市の議会改革推進特別委員会は、日経
新聞の24年度「議会改革度ランキング」で全国第1位となった
千葉県流山市議会を視察しました。
これまでの先進の取り組みの説明は、流山市議会の松野豊
議員と、かとうけい子議員が担当して下さいました。
流山市の議会基本条例は、主権在市民を謳った前文に表現
されるように日本国憲法やその前文の淵源ともいえる第16代
アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンのわずか272
語、3分に満たないゲティスバーグの演説で有名になった、
「of the people, by the people, for the people」
というセンテンスに連なる結果となったそうです。
さらにその精神の系譜を辿ると、リンカーンは19世紀半ばの
人物ですが、この「人民の人民による人民のための~」と言う
センテンスは14世紀初頭のジョン・ウィクリフの聖書の英訳の
中にすでに見ることができます。
つまり政治は、哲学的考察の中にその源流を有していると言う
ことを改めて再発見することができます。
小平の各委員からは来年3月の議会基本条例制定へ向けて
の活発な質疑が行われました。
視察終了後、議場の見学をさせて頂きましたが、流山市議会
は平成21年4月の議会基本条例制定によってその後様々な
具体的改革が進んでいます。
反問権、議員の自由討議、議決事件の規定、専門的知見の
活用、議会費の予算要望権の規定、議員研修の義務化など
議会基本条例制定の果実として大きく前進しています。
解りやすいところでは、対面式の演壇やスマートフォンによる
採決システムの採用などが目を引きます。
しかし今回の視察の結論は、「議会改革は捨て身の議員がい
てこそ成る!」ということでありました。小平市議会の議会改革
推進特別委員会も決意新たに前進してまいります!
▼市長・理事者と議員との対面式演壇
▼スマートフォンによる採決システムの端末
▼実際に模擬投票させて頂きましたが違和感なく採決完了
あぶかわひろしは今日も行く
あぶかわ浩(虻川浩)小平市議会議員のホームページ
ワカモノのミカタ