三谷劇場のことだから単純に家を建てる
話かと思ったらどうしてどうして奥が深
くそしてテンポもよくて婿さんの心情が
何気ない義父との会話に出ていて味のあ
る映画となっている。奥さんはどこかで
見たようなたぶんTVのアナでしようか
奥さんの同級生のインテリアデザイナー
と大工の棟梁との葛藤、意地の張り合い
がテーマとなっていてどこで折り合いを
つけるか見ているものは、ハラハラドキ
ドキで面白い。
棟梁の話に奈良の南大門の墨つぼのこと
が出てくる。当時の大工がわざと門の解
らない場所へ墨つぼを置いてきた。大工
と神様にしかわからない会話。
大雨の夜3人は心配から集まることにな
るが、明日までに届ける家具を車の事故
で壊してしまう。困ってしまう3人は知
恵を出し合い何とか修理をする。3人よ
ば文殊の知恵である。
完成間近な天井裏に墨つぼ、万年筆、施
主の写真が大事に置かれた。
デザイナーは言う「当たり前のものがほ
しいだけだ」「当たり前のものがなさす
ぎる」「便利ってそんなにいいことか」
「手をかけるのがそんなに無駄なことか」
所でシール(3512)の一部がはがれていて
それがカチカチ音を出していたのでレン
タル屋に文句を言ったらシールを張り替
えて、もう1週間サービスをしてくれた。
ありがたい