2009,4,25 中日新聞より
最近は妙な言葉が流行りだす。
婚活とは何かというと「結婚のために
行動を起こすこと」だそうだ。
名古屋駅前に今月オープンしたのは、
「結婚予備校」人材派遣会社が手掛け
独身男女に見だしなみや食事のマナー
料理などを計12回講義する。受講料
は30万円だという。変わりどころでは
子の代わりに親同士が顔を合わせる「
代理お見合い」も人気だ。東京六本木
には「婚活バー」という愛称で呼ばれ
る会員制の飲食店がオープンした。
1980年代まで「自動的に結婚できるシ
ステム」が機能していたが、その後結
婚を前提としない男女交際の「自由化」
が進みこのシステムは劣化。それと前
後してバブル崩壊。結婚に踏み切れな
い男性が増えたという。そうこうする
うちに我が国は世界有数の未婚大国に。
2005年国勢調査だは30代前半の男性47,1%
女性32%が未婚。「花婿学校」の大橋
清明代表も「不況の影響で、昨年末か
ら男性の婚活が止まった。収入が減る
と結婚から遠ざかるのが男性。女性は
逆に活発化している」と分析する。
名づけ親の山田昌弘教授(中央大)[私
が合コンを勧めたように受け取られて
残念。私の真意は高収入の高望した相
手をただ待つのではなく、収入よりも
趣味の合う、素敵な異性と出会えるよ
う、ボランティアを含めたさまざまな
活動をしてほしいということ。
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昔は町内には必ず世話焼きさんがいて、
縁談をまとめていたものです。どんな
に口べたな男子でも職場結婚などのシ
ステムがありました。今は結婚の意味
すら曖昧になり、べつにしなくてもい
いなんていう人がふえましたね。
でもこれでは晩婚化、未婚者の数がふ
えるいっぽうです。