「口伝のふしぎ」

２００９、８，１６　中日新聞　
世談より引用
ーーーーーーーーーーーーー
近所の商店街が七夕まつりだった
日、冷房のきいた部屋で八十歳半ば
の男性が、それまでの話題をふと

転じ昔話を始めた。（中略）
「これから言うことは、絶対、誰にも
言っちゃいけませんよ。わたしの

見たノモンハンのことです。日本軍
の戦車は小さくて、撃った弾はソ連
の大きな戦車に当たって跳ね返えされ

ました。ソ連軍の大きな弾が日本軍
の小さな戦車に当たると、これがぱっと
はぜて壊れちゃう」（中略）

戦争に秘密はつきものにせよ、しかし
こういう隠蔽の繰り返しで日本は転落
していったのだろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
▼軍から緘口令が引かれていて、ほ
とんどの事実は闇に葬られていくのだ
ろうと、思います。誰にも言っちゃいけ

ませんなんていまどきでも口に出るとは
ほとんどの人は黙ったまま逝ってしまう
のでしょう。

年賀状の宛名呼び出しで一苦労（実はパニック状態だった）

昨年は何とか新しいパソコンで
年賀状の印字はうまくいったの
ですが、一年も間隔が開くとサッ

パリ思いだせない。一枚住所を
変更したら、その住所が全員に
変更になっていて、名前は変わ

っても住所は変わらない状態に
なってしまった。これは息子の
助けを求めないと「ヘルプ」しかない

ガチャガチャやってもらうが、なか
なか復旧しない。小一時間行っ
たり来たり、わたしのやったことを

聞きだしながら、やり取りする間に
息子の頭の中は整理出来たみた
いで「エクセル」まで辿って完全に

スムースに動くようになった。やはり
いくら説明を聞いても理解できない。

「明日なき労働」の変革を

２００９、１２、９　中日新聞１５面より引用
ーーーーーーーーーーーーーーー
若者労働は、結婚さえできない絶望
的な低賃金＜明日なき労働＞なのだ。
そう日本社会は＜労働＞＝人は何の

ために生きるのかという人生の意味
において高齢者VS若者に二分され、
理解不能になっているのだ。（中略）

就職氷河期にリストラされ詐欺集団を
結成した３５歳のリーダーの言葉もこうで
ある。「まともに働くことは、ばかばかしい」

「社会に復讐してやる」つまりは振り込め
詐欺をストップさせる妙薬は、ATMに警官を
配置することではない、＜明日なき労働＞

の中身を変えることだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼今は、どの世代でも就職先がない時代
になってしまった。先日（朝日、１２月３日）
の投稿欄にも山口県の高校生が、「若者

が働ける社会をつくって」と題して掲載されて
いた。→７月に入り、求人が来ているかと
進路室に行っても２，３件しかきていない

のだ。いくら待っても少しづつしか来ない
求人に、正直焦りを感じた。（中略）
１１月上旬、ようやく内定の通知を受け

ホッとしている。とあったが事実世の中
から「仕事」事態無くなってきたようだ。
何時の間にやらそんなに人はいらない

世の中になってしまっている。現実は
少ない仕事を細々とつないでいる。
＜明日なき労働＞の中味を変えることだ。