たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

ファシリテーション力

2010-03-15 07:36:41 | 勉強会
昨日、産業カウンセラー協会神奈川支部の月例会に参加してきました。

テーマは「ファシリテーション力をつける!」
ゲシュタルトの時にお世話になった岡田法悦先生のセミナーだったのですごく楽しみにしていました。

ファシリテーターとは、会議やミーティングなどの司会進行でうまく会議を進めていくために会話の中心的存在だと思っていました。
が…ちがう…昨日の講義で、まったく違うイメージを持ちました。

岡田先生なりのファシリテーションという事でしたが、「今、ここで起きている事を言葉にするだけ」というゲシュタルト的な考えを持つものでした。

最初の心構えは、メンバーを信じる事。信じるというのは、メンバーは「全員考える力のある人である」ということを信じる事です。
この人はいい意見をいうとか、この人はダメとかを考えない事です。

カウンセリングでいう、「クライエントは直る力を必ず持っていると信じる」と同様の考えです。

「教える、やらせる、しきる」事をしない…
結果ではなくプロセスを重要にしながら「ひきだす、参加者にまかせる、うながす(提案)」事をするのがファシリテーターの役割です。
ある意味、カウンセリングの心構えを学んだようでした。

それにしても専門用語など使わない岡田先生のセミナーはわかりやすいし、一般企業のセミナー依頼が多く、とても効果があるというのはすごく分かる気がしました。
先生の究極の?企業研修は、レジュメもない、テーマもない、初めは何もない3日間の研修があるのだそうです。
参加者主体で何もないところから、何かを生み出し、参加者の気づき、行動変容までもっていくそうです。すごい!の一言です。

講義だけのセミナーはしない先生なので、少しのロープレははさむのですが、セミナー参加者は、みんな産業カウンセラーです。
ロープレのようなことをしてもみんな傾聴がうまい、フィードバックもうまい、実際の現場はこんなわけないぞ、と変な戒めのような気持ちをもっている自分に気づきました。

なんか壁があるのか?!