たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

誰にでもできる仕事の価値

2010-12-17 18:19:50 | 日々の雑感
誰にでもできる仕事に価値を見出すって難しいことでしょうか。

先日、母がもうすぐ「80」になるからと自分で決めて仕事を辞めることにしたようです。

ずっと医療系のヘルパーのような仕事をしていたのですが、体力的にも大変ということで、
70過ぎてから近所のマンション清掃の仕事をみつけてきて働いていました。
何か働いていないとダメな人なので。

午前中だけなので、たいした報酬があるわけではないのですが、なんだかずっと楽しそうに働いていました。

辞めるということをマンションの方たちが知ってからは、お礼の言葉や品物までをたくさんいただいたり、小さいお子さんたちからは、絵を描いたお礼のお手紙をもらったりと、それはそれは惜しまれていました。
私は、お掃除のおばさんにそんなことまでしてくれるなんて、こちらのほうが感謝の気持ちでした。
そのマンションはいい人しか住んでいないのかと思ったりもしました。

清掃の仕事はきっと誰でもできる仕事です。
すぐに汚れるので、きっと評価も難しいでしょう。
誰にでもできる仕事だけれど、だったらあの人がいいなと思わせるもの・・・

それってなんなんだろう・・・

母をみていて思ったことは、なんだか楽しい、誰かわからないけど喜んでくれる人のために…という愛があるような気がしていました。

どうせ誰でもできる仕事なんだと思ってしまうか、何かの楽しさをみつけて愛をこめて仕事を行うかで、自分のモチベーションや仕事のパフォーマンスはまったく違うものになっていくのではないのかと思います。

世の中、誰でもできるめんどくさい仕事って山ほどあると思います。
でもしなければいけない…
どうせやるのであれば、私も「楽しい」ほうに一票です。