たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

静か…であるということ

2012-08-12 13:50:03 | 日々の雑感
オリンピック、もう終盤ですね~
連日の大興奮、感動をありがとう…です。(Twitterでは、つい騒いでしまいます(汗))
どんな結果でもインタビューの選手の顔を見ると自然に涙がでてきてしまうのは、不思議です。
知り合いでも家族でもないのに、見えない何かが伝わってくるような感覚がして心が動く…という感じです。

スポーツも技術だけではないメンタルの重要さ、言われますね。
強い思いも闘争心も、もちろん必要ですが、最近、本当の強さとは自分の奥ふか~い部分が「静か=穏やか」
であるということではないかと思うようになっています。

やる気や感動、不安や恐れ、いろんな感情は常に持ち合わせていますが、そのひとつひとつは
自分の中のある一部分であると。
自分の核の部分が「静」であり続けると、どんな場所でもどんな状況でも感情に振り回されることがなく
楽で自由な自分でいられる気がします。それって強さに通じます。

以前も書いたのですが…(けっこうお気に入り)
宮本武蔵の「恐怖、不安の心を知り、それを認め、かたわらにおいて戦う」

を読んだとき、「かたわら」ってどこ?不安だったら自分全部が不安なのでは?と思っていましたが、
不安とかって否定せず認めてあげると、ちっちゃくなっておとなしく座っているような感覚があります。
感覚なのでうまく説明できないですが…ある一部分でしかないという感覚です。
きっとこれだな…と、この意味だんだんとわかってきました。

というか、こんな感覚を教えてくれた自分のまわりの状況に、感謝すらできる気持ちです。
__________________

今、水曜Eテレの「100分de名著」でフランクルの「夜と霧」を採り上げています。
解説が諸富祥彦先生です。今のタイミングで読み始めました。