たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

おくればせながら勉強会について

2006-05-02 12:09:09 | 勉強会
勉強会について書いていませんでした。
前回のテーマは「ニートのキャリアコンサルト」についてでした。
なぜニートが増えているのか?なぜニート化してしまうのか?
実際のキャリアカウンセリングの中から現状のお話しを聞きました。
本来は、自分の仕事をどうするかというコンサルタントなのですが、現状では、心の問題も大きく、カウンセリングが重要になっているという事でした。

ニートの問題だけではなく、簡単に殺人など事件に発展してしまう今の子供たち。。
現代の、教育現場の実態や社会環境など、多くの問題がある事は周知の事実です。
それでも、先生がおっしゃるには、根本は親子関係、夫婦関係にあるという事でした。

ニートにしても多くの期待をかけられている学歴の高い優秀な子供が多いそうです。勉強以外はすべて親がし、自立ができないまま育ってしまう子供たち。それを愛情と感じ、自立し、頑張れる性格の子供はそれでも成功していきます。

親子関係で重要なコミュニケーションとして、子供の発する言葉の受け答えで、はじめから否定してしまっている親が多いと言います。
たとえば、「勉強がイヤダ、学校がつまらない」と子供が言った時に、「そんなこと言ってはいけません」などと、はじめから否定的なことを親は言ってしまうのではないでしょうか。
「そうだよね、そういう時もあるよね、お母さんもそんな事あったよ。」などと肯定してあげてから、色々話を聞いてあげる、諭すところは諭してあげる、そんな対応が大切だと言います。
もちろん、親からの愛情を感じている子供には、周りからみて乱暴な言葉を親が言っても平気なものです。親が怒ることも必要なことです。
でも、子供の性格、兄弟関係によっては、親の愛情を感じられない子供もいます。
昔は、親だけでなく、近所のおじさん、おばさん、祖父母など、気持ちの持って行き場というのが、多くあったのです。
核家族の今は、親の言葉が子供のすべてになってしまっているという事です。

自分はどうだったかな~
私は子供に自由を与え、自由の中の自己管理を伝えてきたつもりですが、最近では時々、「お母さん、否定から入ってはダメだよ」といわれる事があります。あ~そうかな~と反省もしばしば。。

先生は、今、親の教育も必要ではないかとおっしゃっていました。そして、現在小学校などに出向いて親へのセミナーなども行っているそうです。
あとは、夫婦の仲が良い事、親の心が安定している事が子供を素直に育てるというのです。

そういう努力をするのは重要ですね~~
やっぱり、夫婦だって親子だって、まったく違う枠組みの心を持った人間なんです。
誰でも、最終的には家族が一番大切だと思っているはずなのに、一番おろそかに扱ってしまっているような気がします。
頑張って、大事にしよっと。。
自分への自戒への意味をこめて。。。

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2 コメント

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Unknown (ノン)
2006-05-03 02:16:09
よくブログを拝見させていただいています。

色んな話を読ませていただきありがとうございます。

頑張っておられるんですね。

少しずつ自己研鑽されているお姿、とても素晴らしいです☆



今日は私なりの意見を。

ご迷惑なら失礼ですが削除お願いします。



キャリアコンサルタントやキャリアカウンセラーの中には目の前にいるニートより周りの環境のせいにしたがる人が多いように思えます。

ニートのキャリアコンサルタント、キャリアカウンセラーって案外ニートの現状をわかってないのだなぁと思うことがあります。

もちろん今回の勉強会ではケースの一つとして親、家族の問題を取り上げられたのだろうと思います。



その勉強会のコンサルタント、カウンセラーさんは親の問題だとおっしゃっています。でも家族からしたら外での問題だとおっしゃる場合もあるかもしれません。



確かに機能していない家族関係においてニートになってしまった人は多く存在すると思います。

でもキャリアコンサルタントを行うにあたって一番重要なのはクライエント自信の気持ち。



ですが今回の勉強会でのコンサルは一番それを忘れているように思えます。



「ニート自信がどう思っているか。どう感じているか。どうしたいのか、どうしていきたいのか」



産業カウンセリングの講座で習われたと思いますが一番大事なのはクライエントの「今、ココ」なんですよね。



それは産業カウンセリングもキャリアカウンセリングも大体同じなのかもしれません。

コンサルタントは別ですが。



ニートの勉強会をするならニート自信が感じていることの勉強会をするほうがより良かったかもしれませんね。(家族療法などを主としてやるというなら別だと思いますが)



ニートには色んな方がおられますが、統計的には大多数のニートは働く意思があります。

でも企業側は採用する際、経験がどうだのこうだのと言い即ふるい落とされる現実があります。

景気が上がってきたとはいえこの不況です。中小企業は採用枠は無いに等しく、大企業は経験枠のみ。



「「採用枠がないんです。」」



そういう辛い状況、そのあまりの辛さに殻に閉じこもっていく過程が多いと思われます。

家庭にいても家族に対して罪悪感を感じ、いたたまれなくなって引きこもりが始まるケースも多いです。



そんな時でも家庭の環境の悪さを言うのでしょうか?

私は違うと思います。



なぜニートが増えているのか?なぜニート化してしまうのか?という問題提起ならなお更それより「彼らをとりまく経済環境がこうで今、ここで、彼らは何を感じているのだろう」ということを受け取り感じることの大切さを勉強したほうがいいんじゃないかなって思いました。



そもそもキャリアコンサルタントとキャリアカウンセリングは似て非なるもので、「聴く」ということに関しても重さが違うのでこのような勉強会になったのだろうと思いますが、産業カウンセラーさんのkomo0831さんにとっては良い勉強になったようですね。





komo0831さん自信多くのことを感じ取り、色んなものを吸収できる勉強会で良かったですね。





生意気なことを書き込み失礼しました。

フォトショとかイラレとか私も前は使ってたり、産カのほうなんかでも共通点が多くいつも読ませてもらっていました。

お互いこれからも頑張りましょうね!
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はじめまして。。。 (komo)
2006-05-04 17:58:26
コメントありがとうございます。



なんか私のつたない文章で、たぶん誤解をうけられてしいまったのだと思います。

ニートはすべて親に問題があると受け取られてしまったのでしょうか。



勉強会では、多くの事例を教えていただき、ニートの現状や、彼らが今どんな気持ちでいるのか、どんな分野に興味があるのかを引き出すなどなど、カウンセリングについて重点的に勉強しました。

カウンセリングについての注意点についても、勉強しました。



現状の就職状況についてもお話を伺い、企業のほうでも少しづつ変わってきたので、カウンセリングに来た方達は、仕事についている方も多いという事です。ただ、家にいてカウンセリングにもこられない方のほうが多いし、親に無理やり連れてこられる方もいるそうです。



そして、今の学校教育についてもみんなで話し合ったり、教育現場のお話しも伺いました。その中で、親の問題もでて、話し合っている中で、私も親として、どうだったかと振り返って感じた事のみを書いてしまいました。



「基本は家庭」というのは、私の持論でもあります。ですので、自分の反省の意味もこめて、それのみが前面にでてしまったものだと思います。



誤解をまねいてしまって申し訳ありません。

これにこりず、また遊びにいらして下さいね。

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