木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

秋ジャガの芽生え

2023年10月13日 05時11分05秒 | 耕作放棄地

ジャガイモは年に2回栽培が可能である。いわゆる「二期作」だ。春ジャガが2月頃の植え付け、6月頃の収穫。秋ジャガは9月頃の植え付け、12月頃の収穫が一般的だ。仲間達も挑戦するのだが、秋ジャガに取り組む者は少ない。理由は明確かと思う。ジャガイモはナス科の所属、春ジャガは当然に選択、その後の夏野菜はナス科に所属する物が多い。一言で言うと、春から夏にかけ畑はナス科だらけと成ってしまうのだ。ナス科の野菜は連作が困難、耕地の空きが無くなってしまう傾向が強い。秋ジャガの栽培は好ましいのだが、耕地の余裕が無いとの事情がある。

画像は「大御所」の秋ジャガ畑だが。かわいらしい幼苗が育っているでしょう。面積の制約はあるものの、見事秋ジャガの栽培にこぎ着けた模様です。秋ジャガへの挑戦者は少ないのか、種苗店でも種芋を販売されるのは短期間、見逃しがちです。子狸も油断して種芋を入手し損ねてしまいました。挑戦予定だったのに。彼は春ジャガの残りを備蓄していた模様で、種芋は自家入手でした。品種は「アンデスレッド」、インカ帝国の原種に近い品種のようです。少し小振りの赤色のジャガイモで、仲間内では人気の高い品種、とりわけ「大御所」にはお気に入りのようです。

発芽にも成功したようで、欠損株は無い模様。数量的には僅かなようですが、年末には掘り出せるでしょう。既に春ジャガの備蓄は消費しきった状態かと、例え僅かでもジャガイモが入手出来れば冬場の食生活も豊かになるでしょう。仲間達の畑を覗いてみると、ジャガイモの栽培にチャレンジ中なのは大御所のみのようです。他の仲間達は上述の事情か、子狸のように種芋の入手に失敗した事情でしょう。大御所のように春ジャガの一部を種芋候補として備蓄しておけば良かったのですが。

ただ春ジャガと秋ジャガとでは栽培品種が異なるようで、選択が難しいですね。一般論ですが、春ジャガにはダンシャクやメークインの品種を、秋ジャガにはデジマやキタアカリの品種を選択される事例が多いようです。彼のアンデスレッドは両期に耐えうる希少な品種のようで、選択の価値ありかなと。一度チャレンジ為さって見て下さい。但し、収穫量は少なめですので予めご了解を。

 

 

 

 

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