冬野菜の種蒔きをして1ヶ月ほどが経過した。冬野菜には各種の物が存在するが、メインとなるのはアブラナ科の所属であろう。問題となるのはアブラナ科の野菜は虫害が激しいところ、つまり害虫に襲撃される頻度が極めて高いのだ。無論、農薬の使用で押さえられるので、躊躇無く使用と割り切れば事は簡単なのだが、其処らが悩ましいところだ。商品作物の栽培であれば、割り切らざるを得ないだろう。虫食いだらけの野菜など取り扱ってすらもらえないだろうと思う。換金うんぬん以前の問題なのだ。ところが我々の栽培は基本的に自家用、いわば栽培手法の自由があるのだ。
自由とは、自己判断の連鎖であり結果は全てが己に帰ってくる。農薬の使用も人により様々、使う人、使わない人、はたまた量や薬品に拘る人・・・・等々、まさに様々だ。当然ながら、子狸は如何に、と問われるだろう。子狸の立場は限定使用派だ。つまり品目や時期或いは分量等を限定して使用する場合がある・・・・・・とのスタンスだ。
アブラナ科の野菜は短期栽培での収穫が多い。多くは2~3ヶ月で終結する。そこで、農薬を使用する場合には細心の注意が必要だ。収穫直前の散布など論外で。子狸の場合、幼苗時に限定してしかも1~2回の散布に留めている。その結果が画像の如しで、見るも無惨な虫食い状態だ。それでも散布の効果か、大きくはなってくれている。この状態で、売り物にならない事は一目瞭然でしょう。
楽観的過ぎるかも知れないが、収穫物は鳥や虫達と半分分け・・・・・とある意味達観している。商品作物では無い気安さかも知れないが、ソコソコ収穫出来ればと割り切っているのだ。従って、自宅へと持ち帰るのは穴ぼこだらけの野菜達、無論こうした品はご近所のマダム衆にはNGだろう。葉物野菜の提供は控えている。
現在、傷だらけの野菜達だが機嫌良く育ってるようだ。これも幼苗時に農薬で予防・駆除した結果かと思っている。農薬の使用については種々の立場があるだろうが、全く使用無しの栽培はかなり困難でしょうね。