昨晩は大雨だった。確か、予報も下り坂で雨模様とのことだったので、精度抜群。スーパーコンピューターのおかげか否かは存じないが、下駄を飛ばしての予測とは大違いである。さて雨が降ると農作業は困難だ。雨後の畑はジュクジュク、耕土は触れない。従ってやれる作業も限られてくる。本日はソラマメの苗作りに挑戦することにした。昨日の記事で概要はお解りかと思うが、本年バージョンで苗作りに励んでみようと思う。先持ってご理解いただきたいのが、作業の分別である。ソラマメの栽培開始には2種類の手法があって、個々人の選択による。①畑への種の直まき、②苗を作って移植、の方法論だ。子狸は後者の手法に頼っている。
種子は2袋購入した。1袋に12個の粒が封入されていたから、全部で24個だ。24個分のビニールポットを準備し、土を盛った上で1粒づつを埋め込んでいく。この際、留意するのが種の向き、いわゆる「お歯黒」が地下へ、反対側が地上へと向きを整え、種子の半分ぐらいで按分する。向きを誤ると発芽しないのでご注意を。子狸も何度失敗したことか。
画像展開が上述の埋め込み作業だが、お歯黒が目視出来ない状態となってるでしょう。これで正解なのです。要注意なのが鳥害、特にカラスには留意して下さい。何処からともなく現れ、種子をついばんでしまいます。発見されないような工夫が必要です。子狸の場合、黒いパレットを重ねて見つかりにくいようにしています。ネットを被せるのも効果的かも。野鳥類は足や羽が絡まるので、糸やネットを極端に警戒します。
発芽までには少々の時間が掛かりますが、程なく若い芽が生じてくるでしょう。苗の成長を根気よく待って、概ね15~20センチ位の大きさに成長したら、予定場所に移植します。この手法のプラス面は、苗の植え込みとなるので欠損株が生じない事でしょう。一列縦隊、綺麗に並んだソラマメの茎群は見事な景観です。
祭り太鼓は土の中、当地の箴言ですが伝統の教えは守れたようです。後は気長に発芽と苗の成長とを待つことに。ソラマメの移植が終わる頃にはエンドウの準備が待っています。エンドウも同じマメ科の野菜、場所取りで苦労する面もありますが、収穫はほぼ同じ頃、機嫌良く摘み取りたいものです。