仲間達は「NPO法人里山倶楽部」の会員であり、法人内で更に「とんびくらぶ」というミニ集団を作っている。森の保全や耕作放棄地の解消をめざしたものだ。なかなか物好きな方は少なくて、そうそう仲間達は増えないのだが、つい最近ご婦人方のお友達集団がそろって入会された。なかなか元気そうな人々で、平均年齢をグッと引き下げてもらえるのではと期待している。彼女らの担当領域が長老のキウイ畑付近、農園内で最高地に当たる部分だ。子狸は最下段なので、真逆の位置関係になる。当然ながら見通しは利かない。動静が気になっていたのだが、作業に追われ訪問するチャンスも無かった。
本日、多少の隙間時間が取れたので覗いて見ることに。ご挨拶をと思ったが、本日の出動は無い模様で閑散としていた。一時期、ヤブ状態に近かった耕地も綺麗に整理整頓され、高畝も数多く作られていた。中には既にタマネギが植え込まれた場所もあり、畝作りの状況から推察すると、相当な経験を積んだ方々だと思われた。若くて有能・・・・・・これが耕地から受けた第一印象だった。
それにしてもニューフェイスの登場は何とも有り難い。まして、農作業に長けた人材とあらば、強力な助っ人陣だ。何処の世界も同様かと思えるが、極端な人手不足の昨今、選ばれる存在でありたいもの。身近な事例で例えると、某路線バス会社は人材不足で会社消滅を選択された模様。他人事ではない状況だ。
NPO法人は各種各様のものがあって、それぞれ理念と活動領域を異にする。上述したように、仲間達は「里山保全」を目的としており、森の維持管理や耕作放棄地の解消等が主な活動分野だ。それなりに体力を要するので、身体能力と活動時間は欲しいところ。子狸のように、ヨタヨタ・ボチボチの活動ではパワー不足なのだが、何もしないよりはマシかと自己満足している。出来れば若い方々の参入を期待したいところ、物好きな方々はおられませんか。