定山渓鉄道を模型再現するのが私の目標でありこの制作一連の目標なんですが、
手持ち写真の車両部分だけでも色々意地って資料にまとめてみます。
【100型】
北海道初の高速電車車両で、図面は日本車両図面集にも収載されている電車です。
昭和4年製造で、除籍が昭和38年くらい。
でも車体はその後、旭川電気軌道に譲渡されて、廃線まで稼働していたそうです。
制御装置はHL機器を積んでおり、定山渓鉄道は結局自動進段は採用になりませんでした。
モノクロですが、フェザントグリーンという色で、タミヤのブリリアントグリーンが良く似ている模様です。
ボディは鉄道コレクションの銚子301の前面に似ている気がします。
台車はTR14系でしょうか?
拡大なので画質は悪いですが、Wルーフの木造客車を牽引している姿がいくつか見られます。
パンタグラフが非常に大きいですね。
これらは更新後の形式であるモハ2101にそのまま引き継がれているようです。
皇族も乗車されています。
ヘッドライトは細いステーで飛び出し気味が大きな特徴ですね。
100wサイズのようです。
水切りは弧を描いています。
リベットも相当ありますね。
表記類は集中して書かれています。
名鉄とは違うローマン書体の模様。
ランボードは日本車両製造の電車に良く見られる2重式のようです。
ワイパーがありません。
どうしていたのでしょう?
後期には右運転台窓柱にシンプルなものが取り付けられていました。
テールライトは片側1灯のようです。
台車は・・・?
日本車両D型のようですね。
おわん型ベンチレーターが4個確認できます。201型が6個らしいので、車体に差がみられるということになります。
【600型】
北海道鉄道の気動車を電車にしたもので、日本車両標準設計が生きているため、同系が日本全国にありました。
写真は廃止数年前と見られます。
昭和40年に、前面Hゴム化、最後のツートーン化を成したそうです。
この姿は4年程度ということになります。
602と読めます。
ドアは木造で終わったようですね。
3枚窓は、元の縦柱を生かしてHゴム化されており、運転台の窓のみ奥まって小さなものが嵌められています。
妻側は元の原型前面のままです。
丁寧にテールライトやヘッドライトの後のようなものが残っており非貫通です。
【モ800型】
運輸省規格形電車B’2型といわれる規格の電車のようです。
といっても、全国に似た車両はあまりないもので、北陸鉄道クハ1601(遠州鉄道クハ51など4両)が同種らしいのですが、かなり違います。
やはりランボードは2重式です。
パンタ左にある避雷器のようなものはタイフォンの箱です。
ラッパが見えますね。
定鉄の特徴といえばコレでしょう。
ワイパーはシンプルなカタチですね。
名鉄各旧型の部品が生かせそうな・・・。
定鉄としては幅の狭い車体に属します。
おわん型ベンチレータが好きな定鉄・・・。
こちら側のタイフォンはランボード上にありますね。
おわん型ベンチレーターは10個確認できます。
社紋などは奥の方に見えますね。
かわいい感じ。
拡大しても資料性はありませんでした。
ほっそりとした正面が特徴です。
ロマンスカーなどより遥かに細いです。
【1100型1110型】
例のロマンスカーです。
ロマンスカーはMc-Tcで運用されることは殆どなく、ロングシート車と混成がもっぱら立った模様です。
ランボードはやはり二重式。
なんとテールライトに赤色円板が収納されているとはいえ、設置が確認できます。
この一枚のみ確認されています。
保護棒とドア知らせ灯の良く見えるカット。
本当にDC牽引している姿が目立ちます。
福島鉄道1200型に被る端正な車体。
このMcに赤色円盤は確認できません。
車体高さは、他の形式に比較して随分低いように見えます。
【1200型】
パンタグラフが細身のモノになっています。
十和田観光電鉄に譲渡されたとき、雨漏りから屋上のものが一切撤去されましたけど、定鉄ではやっぱりおわんを載せています。
2重ランボードのようです。
このあと、更に写真が見つかったりしましたら
加筆の可能性はあります。
http://sakikawa.michikusa.jp/jyouzannkei1.html