郡保家の一日

極く有りふれた家庭です。その生活の一端を記録していきたいと思います。

きっかけ

2023年09月12日 | 日記

 TVを見ていて誰にでもきっかけがあるのだと思う。この人のケースは偶々〔たまたま〕したニューヨーク・マラソン大会のアルバイトがきっかけだった。完走した人達すべての顔が自然と笑〔〕みにあふれ素晴らしい顔であった。自分もこんな顔になってみたい。こんな顔をしてみたいと思い、マラソンを始めた。今まで何事にも興味が湧かず、学生で食べては寝ての毎日であった。自立することの不安から押しつぶされていたが毎日のマラソン練習の日課が出来、初めは完走することが出来ないことが続いた。でも、諦めなかった。そしてやっと完走することが出来た。順位とかは関係なく、自分の顔は見えないけれど自分も出来るのだとの思いが込み上げ、自信が出来、自分を肯定する力を得た。夢中で練習することで自立する不安からも解放されていた。きっかけはいろいろであろう。こういうきっかけを持たずに、あるいは感じることなく、徐々に自分を肯定できて自立する不安から解放される人もいるし、小さな小さなきっかけが積み重なって自己肯定できる人もいる。家人は最後のタイプだと言う。自分に自信が持てず、社会人になってからも逃げたい気持ちに襲われ不安がいつもついて回っていたけれどその都度、自分を鼓舞して”自分に負けたらあかん(自敬自試)”と思ってやってきたら、徐々に不安が解消されたらしい。自立への不安は言葉には出来ず辛いけれど、いつかは克服出来るものだと思います。

 今日の夕食は、


 ◆牛肉のワイン煮 ◆スモークオイルサーディンのパン粉焼 ◆切り干し大根のサラダ ◆野菜スープ ◆ご飯 
   ~  ~

 追記: 自敬自試 とは
 家人の造語で ”自分を敬い、自分を試せ(自分はたいした人間ではないけれど、今まで生きてきた。その経験に自信を持って、目の前に立ちはだかる問題に正面から当たって砕けてもよいではないか、後は成るように成る)” と言う意味らしい。
 世の中、自信過剰でも失敗する。ほどほどの自信(~何とか成る~ 自己肯定感だけ)でよいと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする