お隣の白木蓮の花はまだ咲いていないが、お買い物の通り道には多くの花をつけている木がある。そう言えば、お隣の花は亡くなられる前にご主人に見せるため、冬のある暖かな日に律儀にすでに咲いた。狂い咲きした木蓮はまた普段通り咲くのであろうか。木蓮の花は化石時代から花の形が変わっていないので花言葉は持続とか自然の愛とかで通常、木蓮は紫色の花を言うらしい。昔は花がランに似ているので木蘭と言ったがハスの花により似ているので木蓮と呼ばれるようになった。つぼみの時は下を向き、その花先は北を指すが花びらが開く頃には誇らしげにまっすぐ上を向く。まだ寒き春の日に気高い木蓮はこの美しさを見てくださいと言わんばかりに咲く。そして櫻と同じように花が咲き終わってから葉を出す。一つの花でも知っているようで知らぬものである。
大人になるほどいろんな体験、疑似体験(=知識)、経験(=常識)を経て知恵(=考える力)を付けてくる。大きさを問わなければ1+1=1:粘土の塊を合体させたら一つになるが一般的模範答えは2である。子どもが2と答えたら親は喜ぶ。親が喜ぶと子は2と答えることを学ぶ。何の疑問もなく2と答えさせて良いのだろうか。大きくなれば分かってくるから今はそれでよいと言う考え方もあるだろう。問題は模範答えと違った答えをした時である。なぜ1と答えたのか聞いてみることが大切である。「なんで?、そうなるの?教えて」と叱らずに問う(自由な発想を教えてもらう気持ちで)。子どもの能力を伸ばすのはここからスタートするように思う。でなければ、単純思考回路で直列にしか頭が回らない。複雑思考回路までいかなくても、せめて並列に考えられるようにしてあげる。千思万考の素地を作ってあげないと今回の計画停電のように電力が不足すると、大変だ!、どこかを停電させようと云う単純発想になる。省電させる手立てが出来たはずである。鉄道なども間引き運転すればよく、まったく止めてしまうのは単純発想でしかない。政府も担当者を置けばそれで一件落着の単純発想である。日本の将来は暗い。
そんな日本を見て株価も大幅下落した。今日の天気は雪がサッーと降るかと思えば太陽が顔を出し陽射しが眩しい。株式市場と同じで寒さの中で乱高下である。
《写真:お隣のマンションに咲いた白沈丁花》
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《写真:摂津富田・総持寺の寒櫻》
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/aa/096fe32c718a453cc697591977024926.jpg)
《写真:茨木市耳原公園の梅》
茨木市観光協会主催で旧西国街道(京都~西宮)の茨木市内を西から東へ歩く。通称椿の本陣(郡山宿本陣)が有名でここがメインである。本陣のご主人がいろいろと古文書から見える当時のエピソードを面白くお話し頂いた。後は古墳群、中臣氏の荘園であったこの地域はその関連神社があり、それらを廻った。旧西国街道は22番札所・摂津国総持寺から23番札所・勝尾寺への西国33カ所巡礼道と一部重なっており、流れ解散後、摂津国総持寺を見に行った。JR摂津富田駅から帰る。JR高槻駅でYMCAの子どもたちが東北地方太平洋沖地震の救援募金をしていたのでほんの少しお金を入れる。
東京電力福島第一原子力発電所の周辺住民ら最大190人が放射線に被曝した可能性があることが分かったと言う。が、東京に居る東電、政府、原子力関係者の責任逃れ的な報告、発表、説明に終始しており悲しい。「官房長官が立派なことを言っても現場はこんな状態だよ」との被害者発言が物語っている。情けない。現実を受け止め楽観的観測や自己PRは要らない。
今日の夕食は、
◆川エビのかき揚げ ◆いかの糸造り ◆ほたるいかの酢味噌 ◆菜の花のえのき茸和え ◆ご飯