昨日、仁和寺に行きましたが、仁和寺を創建した『宇多法皇』について面白い話があります。
宇多法皇については、昨日も書いたのですが、平安時代に天皇中心の政治をしようとして、『藤原氏』の影響力を排除しようと努めた方です。
「菅原道真」を登用したりして、頑張ったようですが、なかなか藤原氏は強力だったようです。
その宇多法皇が、まだ天皇の時代に「山にかかる雪が見たい」と言ったそうです。
それも真夏のさなかに・・・。
周りのものは、大慌てで考えた結果、山にたくさんの白い絹をかけるという方法を思いついたそうです。
その山が、今でも「衣笠山(きぬがさやま)」として、残っています。
金閣寺のあたりですが、この前の道を「きぬかけのみち」と言います。
面白い、エピソードだと思います。
その宇多天皇が作った「仁和寺」ですが、応仁の乱で荒廃し、江戸時代に再興されたそうです。
中心となる「金堂」は、御所の『紫宸殿』を移築して、作られたものだそうです。
屋根の上には、『黄安仙人』という仙人とカメがいます。
このカメは数千年に一度しか、水から出てこないと言われていますが、この仙人は4回も5回もそれを見たということで、縁起が良いという言い伝えがあります。
そんな話も寺院巡りの面白いところです。
このお堂は、御影堂です。
御影堂には空海さんがおられると思います。
五重塔も綺麗でしたが、雨なので、カメラが曇ってしまいました。。。
そして、圧倒されたのは、入り口にある『仁王門』です。
怖い顔をして立っておられる仁王様に引き付けられました。
立派ですねー。
ものすごい迫力に、ただただ見とれてしまいました。。。
雨の『仁和寺』もなかなか良いものです。。。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます