昨日は妙心寺の塔頭「退蔵院」へ行きました。
名所庭園にある大きな枝垂桜を撮影しようと、『広角レンズ』を持っていったのでした。
「退蔵院」には以前にも行ったことがあり、写真も撮ったことがありますが、『広角レンズ』を使ったことが無いので、今までと違った写真がとれるかもしれないと期待していました。
普通に撮影すると、あまりレンズの違いが分かりにくいですね。
しかし、狭い場所で、視野を広くとりたいときには、役に立ちました。
標準のレンズでは、後ろに下がらないと、全体を撮影することができないのですが、『広角レンズ』では近くからでもワイドに撮影することができました。
庭園から見る方丈も全景を撮ることができました。
以前にも写真を載せたことがある『元信の庭』ですが、かなりワイドに撮影出来ました。
狩野派の絵師『狩野元信』さんが作った庭ですね。
今、『花鳥の夢』という狩野永徳さんの物語を読んでいますが、その本に元信さんのこともよく出て来ます。
永徳さんのおじいさんで、幼い頃に絵を教えてもらったというストーリーが書かれています。
元信さんの子どもが、松栄さんで、永徳さんの父にあたります。
けれども、永徳さんは父のことを凡庸な絵師だと、やや見下した感じで見ていて、祖父の元信さんのことを尊敬しているという設定でした。
物語なので、事実ではないかもしれませんが、狩野一派のことに興味を感じながら、お庭も見させていただきました。
そして、何より『広角レンズ』が役に立ったのが、桜の全体を撮影する場面でした。
標準のレンズだとここまで幅広く撮影することは無理ですね。
大きいものをすべて写し取るには、便利なレンズだと思いました。
庭園は青もみじが綺麗でした。
これからは、青もみじの季節になりますね。
おまけですが、入り口に自分だけの枯山水庭園を造れるセットがあったので、作ってみました。
私には庭園づくりのセンスはないみたいです。
当たり前ですが、狩野派には全くかないません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます