私立中高一貫校に進学して思ったのは、
もちろん貧富の差もありますが、
教育関係の考え方の差もあります。
よく進路の先生が言われるのが、
「進学先はお子さんに任せています。
これはやめてください。
親子でじっくり話し合って
決めてください」
です。
私の友人も実は、この典型でした。
国立はともかく、私立大学はごまんとある。
相当教育熱心な親でもない限り、
中々探すことは難しい。
実際友人はろくにテストも見ていないし、
成績表もそんなに関心がなかったらしい。
高1の定期テストで化学0点でも、
「ああ、やっちゃったか」
みたいな感覚だったらしい。
ですから、怒っていないそうです。
でも、そんな親だからこそ、
子どもは勉強し、国立を合格できたのかもしれません。
入学する前から、もちろん中学受験はするのですから、
中学受験塾に通い、
「二月の勝者」には描かれてありませんが、
今の中1(2023年現在)などのほとんどは、
英語検定4級程度は合格しています。
わが子が入学した5年前と比較し、
お遊びで歌や名詞を言っていた時代と違い、
小学生は随分英語を勉強し、
中学に入学します。
英語塾に行く生徒も珍しくはない。
わが子が入学した当時、
ネット情報では、
「英語は追いつける」
と書かれてありました。
ところが、いざ入学してみたら、
上位は、入学してすぐ
準2級取得。
クラスの半分は、
第1回英語検定4級以上を受験していました。
そう、英語教育に格差がありました。
4級は、中2程度です。
入学した時、もうそこまで進んでいる生徒に
追いつくのは、もう必死にするしかありません。
実際、授業そのものが理解している生徒に
合わせているので、
わが子のような初心者はチンプンカンプン。
どんどん英語は遅れ、
中学までは私が必死で教えていました。
でも、親が教えられるのって、
よほど精通していないと、
せいぜい中学までなのです。
ですから貧富の差だけでなく、
教育熱心かどうかでも
教育格差が出てしまうこともあります。
定期テストは、学校にもより、
習ったところしか出題しない学校もあれば、
塾で対策をしないと点が取れない場合もあります。
わが子の学校は、ほとんどの教科が、
教えている先生と、テスト作成の先生が違うので、
習っていないところが出題されるのは、
当たり前の状況です。
親から見れば、かなり大変そうに見えますが、
子どもは環境になじんでいるのか、
そんなに大変とも思っていない。
ちょっと不思議には思って見ています。
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