柄前の修復 2013-08-20 20:24:41 | 拵工作 脇差の柄前です。ただ今修復が終わりました! 江戸期の柄前を修復していて毎回思うのですが、柄下地の工作の見事なこと。 絶妙な、反り具合・肉置き・バランス、どこをとっても完璧です。 外装愛好家でなければ気付かない様なポイントや、武道家でなければ気付かない様なポイントまでもが、全て一つの拵えに集約しています。 もちろん、箸にも棒にもかからないような外装もありますが、大抵の拵えは修復するたびに学ばせてくれます。 この度の柄前も、最高級の職人の手による作品でした。