7月20日㈯・21日㈰、パシフィコ横浜にてお仕事体験イベントが開催されました。
この催し物は、子どもたちに楽しみながら技能や職業への関心と理解を深めてもらうために、厚生労働省委託事業としてかながわ技能振興コーナー(神奈川県職業能力開発協会)が主催する参加・体験型のイベントです。
毎年、神奈川県中の子どもたちがこの日を楽しみにしています。
今年は、横浜市からの要請を頂き、当工房も参加させて頂くことになりました!
私が感じた現場の熱気と活動内容を、ご報告させて頂きます。
早朝の準備の様子
この度の職業体験会は、毎年この時期に開催しているといいますが、お恥ずかしながら私はこの度の機会を頂くまで全く知りませんでした。
知る人ぞ知るイベントらしく、この日を心待ちにしていた子どもたちは入場開始時間前から長蛇の列を作って目的のブースに熱い眼差しを向けています。
私たちが使わせて頂いたスペースは、横浜市のブースです。菱紙作りに、市役所の皆さんもご協力くださいました!
他のスペースは、各職方さんで作る組合さんや業界団体さんのブースで、各々得意分野の技能を活かした体験プログラムをご用意されています。
私たちは?というと、刀剣を最も刀剣たらしめている柄巻き(持ち手の手を添える部分の紐を巻く箇所の工作)を体験して頂こうと、一ヶ月前から毎日準備を続けてきました。
今回は、以前から工房見学&体験会で定評を頂いている、短刀型の柄巻靴ベラ作りに挑戦して頂きます。
制作見本その1
制作見本その2
初めての参加ということもあり、各回の時間配分や難易度の設定など分からないこと尽くめでの手探り状態からのスタートとなりました。
有難いことに、友人で柄巻師の三幣さんと奥さんが駆けつけてくれました!
友人ら・市役所の職員さん方の協力なしには、完全に計画倒れするところでしたので、心からお礼を申し上げたいと思います。
一度入場開始となると、ものすごい人人人。あれよあれよという間にブースの前に体験待ちの行列が!
みんなで手分けをして、子どもたちにものつくりの面白さ・楽しさをご案内しました。
中には、柄巻体験をするために2時間待ってくれたというお子さんもいらっしゃって、逆に子どもたちから元気をもらう貴重な体験となりました。
最後になりますがとても残念なこともありました。子どもたちの工作体験中に、我が物顔でブース内の工作会場に立ち入る一部の大人たちがいました。しまいには、子どもたちを差し置いて自分たちが参加したい旨の交渉や子どもたちの指導中にも関わらず技術的な質問攻めをするなど、とても同じ大人として恥ずかしくなる立ち居振る舞いをされていました。
後で知ったのですが、彼らは別の地域のマイスター指定を受けた職方さんたち(神奈川・横浜といった地域ではなく、おそらく視察団?のようにお見受けしましたが全員同じ某県の関係者カードを首から下げていました)だそうで、そのモラルの低さに辟易し、何を審査した結果マイスターという称号を得たのか甚だ疑問にすら感じました。
皆様のお力添えのおかげを持ちまして、何とか無事完遂することができました。ご用意した50人分の体験キットもすべて無くなりました。改めまして、現場でサポートしてくださった市役所の皆様、友人の柄巻師三幣さん、そして我が家族にお礼をさせて頂きたく存じます。
さらにさらに、ご参加くださった50人のお子さんたちとそのご家族様、体験を希望されるも先着順の壁に阻まれご参加頂けなかった方々にも、お礼とお詫び申し上げます。
またの機会に皆様が笑顔になる体験をご用意してお待ち申し上げております。
この度は、誠にありがとうございました!
この催し物は、子どもたちに楽しみながら技能や職業への関心と理解を深めてもらうために、厚生労働省委託事業としてかながわ技能振興コーナー(神奈川県職業能力開発協会)が主催する参加・体験型のイベントです。
毎年、神奈川県中の子どもたちがこの日を楽しみにしています。
今年は、横浜市からの要請を頂き、当工房も参加させて頂くことになりました!
私が感じた現場の熱気と活動内容を、ご報告させて頂きます。
早朝の準備の様子
この度の職業体験会は、毎年この時期に開催しているといいますが、お恥ずかしながら私はこの度の機会を頂くまで全く知りませんでした。
知る人ぞ知るイベントらしく、この日を心待ちにしていた子どもたちは入場開始時間前から長蛇の列を作って目的のブースに熱い眼差しを向けています。
私たちが使わせて頂いたスペースは、横浜市のブースです。菱紙作りに、市役所の皆さんもご協力くださいました!
他のスペースは、各職方さんで作る組合さんや業界団体さんのブースで、各々得意分野の技能を活かした体験プログラムをご用意されています。
私たちは?というと、刀剣を最も刀剣たらしめている柄巻き(持ち手の手を添える部分の紐を巻く箇所の工作)を体験して頂こうと、一ヶ月前から毎日準備を続けてきました。
今回は、以前から工房見学&体験会で定評を頂いている、短刀型の柄巻靴ベラ作りに挑戦して頂きます。
制作見本その1
制作見本その2
初めての参加ということもあり、各回の時間配分や難易度の設定など分からないこと尽くめでの手探り状態からのスタートとなりました。
有難いことに、友人で柄巻師の三幣さんと奥さんが駆けつけてくれました!
友人ら・市役所の職員さん方の協力なしには、完全に計画倒れするところでしたので、心からお礼を申し上げたいと思います。
一度入場開始となると、ものすごい人人人。あれよあれよという間にブースの前に体験待ちの行列が!
みんなで手分けをして、子どもたちにものつくりの面白さ・楽しさをご案内しました。
中には、柄巻体験をするために2時間待ってくれたというお子さんもいらっしゃって、逆に子どもたちから元気をもらう貴重な体験となりました。
最後になりますがとても残念なこともありました。子どもたちの工作体験中に、我が物顔でブース内の工作会場に立ち入る一部の大人たちがいました。しまいには、子どもたちを差し置いて自分たちが参加したい旨の交渉や子どもたちの指導中にも関わらず技術的な質問攻めをするなど、とても同じ大人として恥ずかしくなる立ち居振る舞いをされていました。
後で知ったのですが、彼らは別の地域のマイスター指定を受けた職方さんたち(神奈川・横浜といった地域ではなく、おそらく視察団?のようにお見受けしましたが全員同じ某県の関係者カードを首から下げていました)だそうで、そのモラルの低さに辟易し、何を審査した結果マイスターという称号を得たのか甚だ疑問にすら感じました。
皆様のお力添えのおかげを持ちまして、何とか無事完遂することができました。ご用意した50人分の体験キットもすべて無くなりました。改めまして、現場でサポートしてくださった市役所の皆様、友人の柄巻師三幣さん、そして我が家族にお礼をさせて頂きたく存じます。
さらにさらに、ご参加くださった50人のお子さんたちとそのご家族様、体験を希望されるも先着順の壁に阻まれご参加頂けなかった方々にも、お礼とお詫び申し上げます。
またの機会に皆様が笑顔になる体験をご用意してお待ち申し上げております。
この度は、誠にありがとうございました!
曽祖父の遺した、刀と短刀の二振り(錆身)の研ぎと、鞘の修復(二振りとも鐺を紛失、刀の鞘の塗の一部剥げ)を検討しています。
修復に要する時間、費用、修復の仕様等ご相談したいのですが、どのようにすれば宜しいでしょうか?
なお、当方は千葉県在住です。
はじめまして!
コメントありがとうございます。
当方のスタンスに共感をお寄せ頂き、お礼申し上げます。
ご質問の修復の件ですが、修復に要する時間、費用、修復の仕様等に関しましては、刀剣の破損や経年劣化の状態は、御刀によっても違いがあり、一つとして同じ状態がございませんので、一概にご回答することは難しいです。(逆に、一律いくらなどの価格表を提示できる工房には、それなりの理由があるということもご承知おき頂きたく存じます。)
といった理由にて、当工房では刀剣を確認させて頂き、ご依頼者様のご理解の度合いも判断しながらの工作を心がけておりますので、即答差し上げることが難しく、その旨お詫び申し上げると共にご了承くださいます様お願い致します。
また、大切な御刀の修復をどのような職方に委ねるのかということも、お客様にご判断頂くためにも、基本的には直接お会いしてご相談をお伺いさせて頂いております。
一見遠回りの経過を経てご依頼をお受けしているようにお感じになられるかもしれませんが、この段階を経ることが、結果的にご納得頂ける修復に繋がると考えておりますので、その旨ご了承の程よろしくお願い致します。
なお、個別のご相談は、Facebookの下記URLよりお請けいたしておりますので、合わせてご承知おきの程よろしくお願い申し上げます。
https://www.facebook.com/kanshin.otsuka