工房八重の部屋

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京都高島屋「シャガール展」は気持ちが明るくなるような癒しの絵でした

2012年04月21日 | Weblog
京都高島屋「シャガール展」に行ってきました!

シャガールの絵は、パリのオペラ座の天井に描かれた絵を見て、ロココ調のクラシックな

オペラ座に違和感がないのに、驚いた経験があります。

今回の展示会を見て、シャガールは、ロシアのユダヤ人家庭に生まれた後、モスクワ、

ベルリン、パリ、ニューヨークなどに移り住み、天性の色彩感覚と、想像力で、

型破りの愛と聖の絵画世界をつくりあげた事が、わかりました。

今まで、シャガールは最後の人生を、フランスで送り、フランスで高く評価された

画家なのでフランス人と、思っていました。

ヴァイオリン弾き、婚礼の祝祭、村人、牛・ヤギ・ロバ・鶏などのモティーフは、

シャガールが、幼少期に故国のロシアのヴィテブスクで、見ていたもので、

忘れ得ぬ故郷の想い出は、ノスタルジアとなって、シャガールの芸術をつらぬいて

いました。

シャガールの芸術は、幻想的で神秘的な絵画によって知られていますが、

創作の根底にはユダヤ民族の悲哀と苦悩が横たわっています、ということです。

でも絵を見ていると、そのファンタジーの世界や、明るい色彩に、気持ちが明るくなり、

元気づけられるようで、癒しの絵でした。


ポスター