こんばんは。
秋田県横手市十文字町の地産地消デリカテッセン「紅玉」の「何にも専務」です。
先週の24・25日、横浜市へ出かけ、中小企業家同友会が主催する「第17回障がい者問題全国交流会」に参加してきました。
昨日の記事の続きを。
日本理化学工業の工場はとてもハイテクなものではなくて、むしろ人の手が沢山加わる町工場の風情でした。
その工場で15~6名の社員さんが仕事に勤しんでいました。
大山会長が自らご案内してくれたのですが、最初にお見せ下さったのはハカリでした。

▲錘に色が塗ってあるハカリ
文字も数字も理解出来ない方に理解してもらう為に、赤い入れ物に材料を入れる時は赤い錘で、青い入れ物に材料を入れる時は青い錘で、釣り合ったら指を折って5つ数える、そんな方法でチョークの材料を計量するようにしています。

▲押し出されてきたチョークを一定の長さに

▲そのチョークを規格の長さにカット

▲出来上がったチョークを箱詰めする工程
とにかく皆がてきぱきと楽しそうに、そして何より誇らしげに働いています。
作業そのものもやりがいがあるのでしょうが、壁のあちらこちらに貼ってある掲示物にも自分の職場への誇りが込められている様に感じられました。

▲「会社は働く人を幸せにする場所」

▲一日の不良率1%以下が目標

▲6S活動に取り組んでいる

▲手順書も手づくり

▲チョーク屋さんらしく黒板に書かれた標語
これらの仕事の成果が現れているのが、一つは全国シェア30%とという実力と同時に、新しい商品開発にも取り組んでいること。
黒板だけでないガラスや床にも書けるチョーク「kitpas」も開発しています。
この様な商品で子供達の五感を刺激して、幼いうちから感性を発達させ、障がいのある子供はそれを低減することが出来ればという思いを大山会長は語って下さいました。
会議室になっている一室に社員さんの目標が書かれた紙が貼り出されていました。

▲一人一人の目標が書かれていました
その中に二人の年配の女性がいらっしゃいました。
もうすぐ、定年を迎える方々でした。
この日本理化学工業では既に5人の障がいを持たれた方々が定年まで勤められ退職されました。
そしてもうすぐ定年を迎えるこの二人の方々は、定年を迎えても働きたいと願っているそうです。
大山会長は、工場での製造作業でなくても、何か仕事をお願いしたいと考えているそうです。
障がいを持った方々が誇りを持って働き、定年まで勤め上げ、定年後もなおここで仕事に携わりたいと願う会社。
そんな会社、日本理化学工業の人間的な暖かさにじかに触れることが出来た貴重な機会でした。
今後も私たちは様々なかたちで、「次代のいのちを育む」ことを理念に、会社経営に取り組んでいきたいと思っています。
デリカテッセン&カフェテリア 紅玉
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