こんばんは。
秋田県横手市十文字町の地産地消デリカテッセン「紅玉」の「何にも専務」です。
昨日は早めに一関を出発し、陸前高田へ向うことにしました。
せっかく行くのだからと、「
蔵ホテル一関」さんが事前に集積してくれていた救援物資を積んで行くことに。
食料はもちろんですが、ノートパソコンやスキャナなども積み込み、午前9時頃出発。
国道343号を通って陸前高田を目指します。
しばらくは新緑の山道で気持ち良い位でした。
しかしこの先にあるものを私たちは既に知っています。
その現場にたどり着いたとき、自分が冷静でいられるか心配でした。
車が進み、大船渡線と合流する辺りから風景が変わります。
陸前高田市街から2つ手前の駅付近ですが、高田に向って右側は真っ黒い泥とガレキしか見えません。
この辺りは海など見えないところです!
陸前矢作駅を過ぎた辺りですから、山村の風情がある静かな農村なのですが気仙川の支流が流れていて津波が遡って来たそうです。
国道340号との三叉路は救援車両などが渋滞していました。
その道の横には大船渡線の鉄橋の残骸が無惨な姿をさらしています。
高田バイパスに入り、高田市街に向って下る道から目に入った光景は…
そのときの光景の全てを書くことは私には出来ません。
写真を撮ってきましたが、それも見えるもののごく一部を切り取っただけです。

▲何もかも消えてしまった…

▲遠くに見えるビルも廃墟

▲震災から2ヶ月経った今も水が引けていない

▲ビル3~4階分の高さに積み上げられたガレキ

▲アパートの4階まで津波が襲ったようです(海岸から7~800メートル)

▲以前泊まった海辺のホテルも廃墟に

▲鉄柱が倒されていました
もとの街の姿を思い出せない程凄まじい破壊。
10メートルを越える津波により、7割以上の世帯が被害を受けました。
死者行方不明者合わせて2千人以上。
この壊滅した市街地を眺めるとき、生き残ることの方が奇跡のようです。
この廃墟と瓦礫の街に立ったとき、何と言うか虚ろな気持ちに包まれました。
「かつて訪れた陸前高田の街はもうないし、よろこびも辛さも共にした仲間も死んだ」
もうあの日々は戻らない、心の真ん中にぽっかりと穴が空いた様でした。
言葉にできない気持ちでこの光景を眺めながら、私たちは仲間たちのいる「
高田ドライビングスクール」へと車を進めました。
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