大きな災害はもちろん、不審者が暴れた時も含め、今の小学校では引き渡し訓練がすごく行われています。
東日本大震災で被災した経験を持つワタリ個人としては、この引き渡し訓練というのは必要だと思っています。
だって、いざその場になった時、あたふたして何もできなかったよりはマシですから。
ただ、いざその場になった時、引き渡し訓練でやっていた事なんてガン無視される可能性があると思います。
実際、東日本大震災の時子供たちが通う保育園にお迎えに行ったら、子供たちは保育士共々被害の少ない部屋で親を待っていました。
そして、今子供たちが通う小学校でも、災害並みに強い大雨で緊急お迎えコールが出た事がありますが、この時子供たちは教室で待機していました。
そして、大半の親はお迎えコールが出てすぐに迎えに行かず、雨が落ち着いてから迎えに行きました。
そして、お迎えの待ち合わせ場所は普段の引き渡し訓練で利用していた体育館ではなく、各自の教室。
両方とも、普段から避難訓練をしていて、「何かあったら校庭に避難」というのを普段から教えているのです。
にもかかわらず、いざ災害が起きた時はこういう対応だったんです。
引き渡し訓練でやっている事っていうのはね、あくまでとりあえずのマニュアルだと思っています。
だって、火災とかで本当に校庭に避難する必要がある時だってあるわけですから。
特に、小学校の場合は小さい子供がいるわけですから、普段からマニュアルを教えてその通りに動ける事がとても重要なんだと思います。
ただ、いざその場になった時、きっとやる事は違うと思います。
そういう点で、今の子供たちが通っている小学校の現校長は、とても良い人だと思います。
そうですね、きっと今までツインが連れてきた人の中で、一番いい人だと思います。