小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

年表は面白い

2017-05-11 | 雑記
物書きにとって年表は第一級の史料です。
すべての物語には時代背景があり、それを把握しておかなければ人物の行動の意味が理解も共感も得られないのです。
清盛はじめ山頭火、与謝野晶子、久女、みすゞ、野枝など多数の芝居を書いてきましたが、時代背景から人物を透視することからはじめます。次に作るのは各主人公の年表です。すると自然に人間関係にまで広がっていきます。人間関係は社会環境にもつながっていきそれが時代背景と結びつきます。
いろんな人の年表を作っていて面白いのは同時代の同時頃にそれぞれの主人公たちが何をしていたのかが見えた時です。
たとえば野枝が虐殺されたときの思いをそれぞれの人たちがなんらかの形でその感想を述べています。そんな文献をみつけると同時代を生きていた人たちなんだと妙に感傷に浸ったりします。
翻って自分の父親を考えるとやはり同じ時間を数々の著名人と時代を共有していたんだと感心もします。
「ダザイジなんか読むなよ」と高校生だった私に言った父は太宰のスキャンダラスな心中事件をリアルに新聞や雑誌で読んでいたからなのかもしれません。
小説を書くために「昭和」という時代を俯瞰しようと年表を見直そうとしています。
例えば吉田茂がバカヤロー解散を行った時自分はどこで何をしていたのか。そんなことを知りたいと思っています。
幕末を生きた小梅さんと竜馬の年表を突き合わせてみても面白いでしょうね。



コメント
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