小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

古書買取り

2017-03-24 | 断捨離
断捨離の一つに本の整理があります。
ブックオフに持ち込むには体力がないので宅配便で買い取ってくれるところをあちこち検討しました。結果、Amazonがやっているという「リコマース」に決めました。
ネットから申し込むと段ボールが届き、上限の5箱に詰めて宅配便で送りました。
すべて費用は無料です。
その査定結果が出ました。まともな値段がついたのは10点ほどで、後は1円か0円です。しかも一番高かったのが隙間に入れたDSのヨーロッパ4ヵ国語三昧の1202円。5箱で3395円でした。これがAmazonのギフト券として使える仕組みです。

ハードカバーの小説は殆ど0円でちょっと驚きました。
こうした小説たちはAmazonで1円で売られるのでしょうか。
買う側としてもこの本が1円?と感動しましたっけ。
ゲームとかDVDが高く引き取られるということを実感しました。
一つ一つを査定するのも大変でしょうね。目方で買い取って貰うよりは本の供養になるのかもと思ったりします。資料として手元に置いておきたい本たちもきっと0円なのでしょう。
あまりの無残な数字のショックから立ち直ると、無料で本を引き取って貰えてありがたいと思えてきました。
懲りずに今度は別のサイトから5箱送ってみようと思います。


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写真と手紙

2017-03-23 | 断捨離
年賀状の整理が終わった。
二年分を残し、亡くなられた方のは最後にいただいたものをファイルに入れた。
(これだってワタシが消えると消滅されるのだけど)
写真も捨てがたいものと亡くなった方の数枚を残した。
思い出が重くのしかかってくる。

今まで廃棄できなかった古い手紙(一年間使わなかったものは破棄するとい趣旨には反するけど)を読み返してしまうと、知らなかった新事実の発見が多くて驚愕するばかり。これはもう個人史である。既に亡くなった人が多い。ワタシ、長生きしすぎているのかも。
そして、手紙や写真を整理した日は何かに攻められているような辛さに襲われて何もしたくなくなる。
段ボールに囲まれた部屋で動けない体に苛立つ。
どこかで何かでギアチェンジしなければと焦る。
おなかも頭も歯までが痛み出す。これをストレスというのだろうか。

春休みである。
4月に中学生になる娘の息子が手伝いに来てくれるらしい。
仕事を作っておかなきゃ。
「言われたことはなんでもやるよ。料理も教えて」だって。
大きなギアになってくれるかな。
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ブロバイダー

2017-03-20 | 断捨離
引越となるとブロバイダーの選択も重要です。
今はj-comでテレビとネットと電話を契約しています。
電話代が嘘のように安かったのが感動的でしたが、最近は殆どスマホで済ませているのでもう家電はいらないかと考えていましたが、安価なので続けることにします。
問題はj-comの評判がネットであまりよろしくないことで、この際、乗り換えようかとあれこれ調べてみました。でも、数字を含めてあまりよく理解できなかったに加えて現状で不具合もなかったので、今のままと同じ状態で引っ越すことにしました。
驚いたことにルーターもwi-fiもj-comに内蔵されているということでコードの数がかなり減りそうで嬉しいです。月額価格も2000えんほど安くなるとか。
また、取り外しから設置まで全部やってくれるそうで、当たり前なのかもしれませんが一安心です。
ブロバイダーを変更しないメリットとして使用中のPCが初期化されないことです。
まあ、これは実際にやってみないとわかりませんが取りあえずバックアップはとっておこうと思います。
新しい電話番号がどうなるか楽しみです。そしてテレビ大阪が見られるようになります。

サポートの人は最後に電気とガスのお誘いをされました。
これは落ち着いてから考えることにします。選択肢が多いとなかなか決めかねます。

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西国三十三所巡拝 一番 青岸渡寺

2017-03-19 | 西国三十三所

昨年(平成28年)二年がかりで四国八十八札所の巡拝をなんとか終え、その勢いで?本年の初詣には青岸渡寺へ行きました。西国33札所の1番目です。
これを機にこちらも納経帳を埋めていこうと思います。
西国は日帰りで行けそうなので四国巡拝のように必死にならずにゆったりとお詣りできそうです。行けるときに行くとします。
四国88札所は弘法大師の足跡を巡るものでありました(と思ってる)が、西国札所は観音霊場巡りです。


平成29年1月2日
かなり遠かった。大体は勝浦温泉あたりに宿泊して熊野三山をコースに入れて行くらしい。新しい道路が開通したおかげで和歌山から日帰りが可能になった。
お正月なので渋滞を懸念して朝の5時半に自宅を出た。海沿いにや山間をひた走り9時に到着。途中ですさも道の駅や串本を通った。


那智の滝や海が遠くに見え、同じ敷地に熊野三山の一つの熊野那智大社がある。
西国第一番 那智山 青岸渡寺(せいがんとじ)
ご詠歌 補陀洛や岸打つ波は三熊野の 那智のお山にひびく滝津瀬

推古天皇の時代に裸形上人が那智の滝で行をしていた時に観音菩薩を感得して庵を結び推古天皇の勅願寺として那智霊場信仰の中心となった。
平安時代には花山法皇が一千日の瀧籠り修行をされ、西国三十三所観音巡礼の第一番札所として定めたとされている。





本堂の後方には那智の瀧と美しい朱色の三重の塔があって見とれてしまう。 この塔は何度か災害に遭ったが、現在の三重塔は、昭和47年に400年ぶりに再建されたもの。本堂から瀧まではかなり遠い。大門までの石段もかなりきつかった。お隣の那智大社は朱塗りの美しい拝殿で熊野詣でに行きたくなる。






御朱印をいただき下山。
お茶屋さんでおうすとおたきもちを食べた。三度は来たけれど初めてだ。那智の滝をイメージして作られたという当地の名物らしい。
お正月のせいもあって多くの人の参詣で賑わっていた。
帰途は渋滞に巻き込まれてしまい往きの倍ほど時間がかかった。









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谷崎源氏

2017-03-13 | 断捨離
本の整理をしていたら奥の方から出てきたのがこの谷崎潤一郎が翻訳?した「源氏物語」
初版本で昭和十四年の発刊だから私がが生まれる前に出版された本。


積年の疲れでかなり疲弊しているが箱から出すと美しい。

そういえば何年か前に通読したっけ。耽美派らしく華美な修飾語の多さにうんざりすることもあったがなんとか読み終えたのだった。そして、この全集を買った生母のことを思った。幼児の私を置いて父の元から去った母。父が亡くなった直後に黙って実家から持ち出した唯一の物である。

そんなことはともかく、この本の装丁は非常に凝っている。


一つの函に二冊ずつ入っている。
重要な校注も上に載っていてしおりにその巻の主要人物の説明もある。
しかも和紙に透かすように地模様の源氏の世界を彷彿とさせる挿絵が入っている。
これで一冊が1円で著者の検印も押されている。



これだけの本ならさぞや高い値がついているだろうと調べると全巻函入りで5000円がいいところでがっかりした。
新装重版も出ているし、文庫本も出ている。読むだけならそっちの方が楽だ。
若き日のこれを読む母の姿は文庫本にはない。
函入り「漱石全集」は前の引越の時に息子に送った。だから今は漱石を文庫本や「青空文庫」で読んでいる。
娘の息子が本好きだというので函入り「太宰治全集」は彼に贈るつもりだ。好みはまだわからないけど好きになってくれると嬉しい。
そしてこの「源氏物語」は息子に送ることにした。曰くや因縁を伝えずに。
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