12月24日 (土曜日) 晴れ
筆洗 24日に・・・
サンタさんは、どんなふうに一年を送っているのか。
詩人・阪田寛夫さんは、
「
サンタクロースの十二カ月」という愉快な歌を書いている。
<一月は一トン貨車の年賀状/鉛筆なめなめ返事書く
/二月は乾くアフリカの/飢えた子思って泣き通す
/三月桜が咲きだすと
/嵐が来ぬかと気がもめて…
/台風の九月は心配ひとのため
/天気図にらんでまたやせた・・・、>
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十二月以外は、苦しむ子どものため、
懸命に咲いた花のため、何かできぬかと気をもみ続け、
やせてしまうサンタクロース。
しかし今、
やせてしまっているのは、トナカイだという。
ノルウェーの研究者らが調査したところ、
北極圏のトナカイの平均体重が、1994年から2010年にかけて、
12%も減ったことが分かった。
温暖化で雪ではなく雨が降ることが増え、
草地が氷で覆われてしまうためらしい。・・
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数も急速に減っているという。
ここ二十数年で四割も減少し、3百万頭を切ってしまった。
国際自然保護連合が「
絶滅危惧種」に指定するほど、
事態は深刻になっているというのだ。
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トナカイがやせ細り、数も少なくなってしまえば、
そりに積む贈り物を減らすしかないだろう。
将来、トナカイが姿を消してしまえば、
子どもたちはクリスマスイブに、
「サンタさんて本当にいるの?」ではなく、
「トナカイって、本当にいるの?」と尋ねなくてはならなくなる。
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★地球温暖化の修復はもはや人の手によるものでは
追いつかないのであろうか?
” 限界を超える瞬間はアッという間”
蛇足)
人口膨張や温暖化の予想グラフの様に一気に右軸にへばりつくようになる。
実際に地球温暖化とはどういった仕組みで起こり、
私達の暮らしにどのような影響を与えるのでしょうか。
これらのことを踏まえ、
今、自分に何ができるのか考えるきっかけとしてみてください。
地球は太陽から熱を受けて温まり、同時に宇宙へ熱を放出して自らを冷やしています。
地球の周りには、「温室効果ガス」と呼ばれる大気の層があり、
この層が宇宙へ放出される熱を吸収し、再び地球へ放射することでほどよく地面を暖めています。 そう、地球は一つの温室なのです。
この温室効果のおかげで、地球の平均気温は15℃に保たれ、
たくさんの生物が存在しています。
しかし、活発化した人間の活動が「温室効果」を高め、
地球を取り巻く層が厚くなり、平均気温も上がってきています。
これが「地球温暖化」です。
(出典:全国地球温暖化防止活動推進センター)
地球温暖化は、私達人間が化石燃料をたくさん使ったことが原因だと言われています。
つまり、化石燃料に支えられている私達の生活が原因なのです。
地球の気温はこれからどんどんと高くなり、
今世紀末には、最大6.4℃、少なくとも1.1℃平均気温が上昇するだろうという
報告書も出ています。
2007年の夏、
日本では最高気温40.9℃を記録し、74年ぶりに国内記録を更新しました。
猛暑でくたくたになっていた私達。
更に6.4℃も高くなったらどうなってしまうのでしょうか。
(出典:IPCC第4次報告書2007)
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