滑走路２本ですって！

米軍普天間飛行場の名護市辺野古キャンプ・シュワブ沿岸部移設問題で、同市の島袋吉和市長は８日夜、市内のホテルゆがふいんおきなわで会見し、Ｖ字形に２本の滑走路を造る修正案で政府と基本合意した内容について説明しました。合意した建設位置について「海上案のバリエーションにおおむね含まれる」と述べ、公約違反には当たらないとの認識を示しました。会見に先立ち、移設先となる辺野古、豊原、久志の地元三区の区長や行政委員に合意内容を説明。「一応の理解はいただいている」と強調しました。
滑走路２本案は、政府の地元への「お土産」でしょう。選挙で公約を掲げて当選しても、多くの選良は変節します。たった一期の任期中にも１８０度考えを変えて、党派まで変わるという「君子豹変す」は、古（いにしえ）よりの哲学なんでしょうか。かくして、滑走路２本の恩恵は地元の利権として、ばら撒かれることでしょう。急に倍近くの工事費を付けて「だまらっしゃい」と、いや、なだめたのでしょうか？
海面埋め立ての許認可権は、知事が持っていますのに！知事はこの案にも反対を表明していますが、どうなることでしょう。