黒部信一のブログ

病気の話、ワクチンの話、病気の予防の話など。ワクチンに批判的な立場です。現代医療にも批判的で、他の医師と違った見解です。

O-157病原性大腸菌なんか恐くない

2017-09-26 19:04:37 | 免疫の仕組み
みなさん、マスコミと厚労省に左右されず、子どもを守るには、もっと「のびのぴ子育て」しましょう。

その第一弾です。

O-157なんて恐くない
    あなたの子どもの免疫を働かせよう
みなさん、今騒がれている病原性大腸菌O-157を恐がらないで下さい。マスコミは
大げさに騒いでいます。それは、マスコミは公衆衛生学を無視しているからです。公衆衛生学者は、厚生労働省の中では重要視されていないのです。なぜなら、政府の方針をやりにくくさせるからで、厚労省ではもっと大衆操作をして、世論を形成して自分たちに都合の良い政策へ誘導したいのです。

最近では「ヒアリの脅威」、「黄色スズメバチや大スズメバチの増加」、「麻疹が増えている」、「梅毒が増えている」、「子宮頸がんが増えている」、災害時には決まってお年寄りに「インフルエンザワクチンを」とか、誇大宣伝をして利益誘導をしています。過去には「エイズ」、「デング熱」などもありました。これらに対しては、別の機会にします。

O-157病原性大腸菌は、強毒の病原菌ではありません。エボラ出血熱のような致死的な病原微生物ではありません。どこにでもいて、誰でも食べているかもしれません。
菌の強さが病気を左右するのではなく、人間の側の免疫システムが十分働くかどうかが問題なのです。詳しくは別稿の「病原性大腸菌O-157」をお読み下さい。堺市での集団発生の時に書いたものです。

それは、私の師と言っても書物での師ですが、ルネ・デュボスはロックフェラー研究所の結核研究所長でした(「白い疫病」の著者)。そして、軽症の結核患者からとった結核菌と重症の粟粒結核や結核性髄膜炎を起こした結核菌を比較研究した結果どこにも違いがないことを確かめたのです。
それで感染症にかかった時に、軽症で済むか重症化するかは、人間の側に違いがあるとの結論を出したのです。誰もがかかると同じ症状経過をたどる訳ではないのです。
それが私の提唱する病原環境論または適応説(ルネ・デュボス著「人間と適応」)を提唱したのです。しかし、命名は私です。

人には、生物の長として、最高の免疫システムを構築して持っています。それは、自然に働かせれば、一億の抗体を作る能力(つまり一億の病原微生物や毒物に対応する能力)をもっていることを、利根川進さんが証明しました(私の同世代だからこう呼ばせてもらいます。慶応義塾では「先生」は福沢諭吉先生一人です。今はどうか知りませんが、私の在学時代は、大学の掲示板に「○○君休講」と教授の休講の知らせが貼られていました)。

しかし、前にこのブログに載せた、「自然免疫」の第一段階は、1970年代にイギリスで出された「見えざる同盟軍」に書かれていますが、人間の外界と接触するすべての場所に微生物が住み、外界からの病原微生物の侵入をはばんでいるのです。
皮膚とすべての粘膜(目、耳、鼻、口、唇、のど、胃腸管、気管、肛門、泌尿器、性器)には、微生物とそれを助けて働く仕組み(皮膚の垢、涙、鼻汁、鼻水、耳垢、唾液、痰、腸粘液、多数の消化液、性腺の液)があります。それによって、自然免疫の第一段階が働くのです。
生ワクチン(生きたウイルス)を接種しても免疫ができないことを、ワクチン学者たちはVactin Failure として、ごまかして説明をしません。私は、注射や採血の時に注射針を血管に刺すと、一時的ですが、菌血症(血液中に細菌がまわる)が起き、一瞬にして消える、つまり対処され処理されてしまっているのです。だから、生きたウイルスも同じ運命にあっているのです。その為、免疫(血液中の抗体の産生)ができないのです。

次に自然免疫の第二段階になります。それは、皮膚や粘膜での戦いです。ここで初めて細胞免疫が働きますが、細胞免疫は重要なものなのに、それを測定する方法はツベルクリン反応しかないのです。ツベルクリン反応は、結核菌に対する細胞免疫の検査なのです。
そんなことは、大学では教えてくれませんでした。ワクチンの中で細胞免疫を作るのは、ポリオの生ワクチンです。不活化ワクチンではできません。それで、私は「不活化ワクチンは効果の証明がない」と言います。
私が大学一年の時に、日本でのポリオの大流行(1960年に5000人ものポリオ患者が発生。この考察は別にしたいです)が、当時既にポリオの不活化ワクチンがあったのに、流行を阻止できず、母親たちの運動で、緊急事態として厚生大臣がソ連とカナダからポリオ生ワクチンを輸入し、3年後に子どもたちのポリオ発生は100人以下になったのです。

そしていよいよからだの自然免疫の登場です。それは既に、ブログに載せました。
続いて、適応免疫です。ここで、免疫が獲得され、このシステムがワクチンによる免疫形成に関わるのです。
「免疫学要説」、「近代医学の壁」、「病気と免疫の社会学」、「医療人類学」、などに書かれていますが、現代医学はここからの理論構築に失敗し、ワクチンも抗生物質も抗がん剤も限界になり、壁にぶつかっています。

いま、私は言いたいのです。現代医学は、失敗していますが、それに気づいていません。

そしてワクチンを批判的に見る皆さん、放射能の汚染に心配されている皆さん、どちらも同じ免疫システムをしっかり働かせれば、心配することは無いのです。
しかし、そう育児すると、子どもたちは自立し、親離れをし、親の言うことを聞かなくなります。
親の言うなりに育った子どもたちは、発達障害や、引きこもり、不登校、そしていろいろな感染症の重症患者になります。アレルギーも子どもの反旗のしるしと思います。食べさせたいと思わないで下さい。蜂蜜を乳児に与える失敗をおかすことになります。
アレルギーの話も別にします。今多い食物アレルギーは、飢えた私の子ども時代にはありませんでした。今世界でも、飢えに悩む国にはないと思います。生きていくことが第一ですから。


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