昭和時代に言われていて、死語になりつつある言葉を記します。
お持たせですが(おもたせですが)
客が自分の家に手土産を持参したとき、その菓子をすぐ出す時があります。そうゆう時「お持たせでで恐縮ですが」と礼を言います。
お持たせは「持たせ」の尊敬語で、人が手ずから持ってきた贈り物です。
不調法(ぶちょうほう)
行き届かないこと、ヘタな事を指します。不器用なこと も言います、「何をやっても不調法な男だ」などと噂されるのは不名誉です、
不始末をしでかすことも不調法です。
「うちの娘が不調法をいたしまして、ほんとに申し訳ございません」などと親がペコペコ頭を下げているのは、見ていて気の毒です。
酒が飲めない事、芸事が出来ない事を謙遜して言う時もこの言葉をいろいろ使われる調法(便利)な言葉です。
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