舞台演出に利用できる自然の素材がそこいらへんにいろいろた~んまりあり、
ふんだんに使えるなんてココならではで、なんかウレシイ。
青竹も共星のイベント事には欠かせないお馴染みの素材。
今回も大きな真竹をたくさん切り出してきていたので、
前々日の夕方、会場づくりの手伝いの手が空いたスキに
よしえチャンとふたりで「あまった分でたくさん灯籠をつろう!えつこセンセーが観客の
帰りのおみやげにしたいなんて言ってたし、まァ何個作れるかでそれはムリかもしれないケド、
危険防止に足もとを照らしたい箇所がけっこうあるし、演出にもなるカモ。」と話して、
音楽館の片隅でせっせとノコで真竹を20センチずつにカットし始めた.......が、
地面に置く方を真っ直ぐと、中に灯したロウソクの火が見える方を斜めに切っていくのは
以外と時間がかかり、ひとつふたつならまだしも50~60個作ろうと思ったら
かなりの労力が必要だという事にふたりとも3つ目ぐらいでようやく気づく。
「女2人の力では出来上がる頃にはすっかり日が暮れてるんじゃねーかナ~...」
と思い始めた時、救世主登場。
音楽館の館長渕上さんがトコトコと来て
「大変そうね。機械で切ったら?たしかどこかにあったハズ...」と
館内にあった製材用の機械の居場所をつきとめてくれて(ご本人も探すほどおんらくかんは広いしいろんなモノがあるのだ!)いっしょに作業してくださいました。
要領を習ってから自分たちでチャレンジ。ジャーンジャーンとすんごい音で、
回転する大きな丸い刃がけっこう怖かったケド、慣れてくると早い早い!
うれしくて思わず笑いが出るほど。
「慣れた頃が一番危ないよね!」などと声をかけ合いながら
あっという間に50個ほどの竹灯籠が出来上がった。
終わってみると改めて「あのままノコでやってたら日が暮れるどころか夜が明けてたろーね」
とふたりで笑った。
無きゃあ無くてもイイものかもしれないし、
イベント全体からするとほんの小さな部分の事でしかないんだけど、
渕上館長のお力添えあればこそではありましたが、
誰からの指示でもなく、しかも忙しい他のスタッフの手をわずらわせる事も無く、
勝手にふたりでひと仕事終わらせられた!
ということが、
ちょっぴり心地よい汗と満足感を与えてくれました。
大げさかもしれないけど、あんな機械を使う機会も共星にかかわっていなかったら
もしかしたら一生なかったかもしれないと思うし。(あんがいそんなもんでしょ?)
初めての経験で自分の中ではかなり楽しかったのでした。
きっとよしえチャンも同じだろう。
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