「白い月は解っているよ…略…坂の途中で立ち尽くして。恋しくて、恋しくて、恋しくて…略…白い月が笑っているよ…略…情けなくて、あきれ果てて。会いたくて、会いたくて会いたくて」
(篠原美也子『白い月』2005年 より引用)
雲の切れ間にあった月。ラウ゛ソングにあたる『白い月』から言葉を取ったが、別段、恋をした訳ではなく、何となく見上げればそこにあった、月であった。雲の切れ間の月ならば、同じく篠原美也子の『夜間飛行』でも良いかなとおもったのだが、「月」なのでやはり、『白い月』が合うように思えた。
全てを静かに見下ろす月は、人の恋までも知っているのだろう。全て解っていて知っている月を想う心は私には無いけれど、休みの終を静かに見下ろす月は、今や雲の中でひとり輝いて居ることだろう。
雲の上の見えない程にある高嶺に居る誰かを想い思われたなら…。
(篠原美也子『白い月』2005年 より引用)
雲の切れ間にあった月。ラウ゛ソングにあたる『白い月』から言葉を取ったが、別段、恋をした訳ではなく、何となく見上げればそこにあった、月であった。雲の切れ間の月ならば、同じく篠原美也子の『夜間飛行』でも良いかなとおもったのだが、「月」なのでやはり、『白い月』が合うように思えた。
全てを静かに見下ろす月は、人の恋までも知っているのだろう。全て解っていて知っている月を想う心は私には無いけれど、休みの終を静かに見下ろす月は、今や雲の中でひとり輝いて居ることだろう。
雲の上の見えない程にある高嶺に居る誰かを想い思われたなら…。