塚村尚人「どーもー、急行の塚村尚人でございます。皆様、覚えてますか?」
柿島孟子「そしてナイトバスターズ兼急行塚村尚人の妻役もやることになっている、土曜日のインチキDJ涼風鈴子の柿島孟子です」
塚村「そして、今夜はお客様がお見えになっています。では一度CMです」
―CM―
ジングル「Express塚村尚人とナイトバスターズ柿島孟子のWeekend with Azure sky」
塚村「何だか懐かしい雰囲気になっていますが、今夜のお客様です」
柿島「これがですか?どー見ても水槽に入った食用ガエルにしかみえないんですがねえ。何?名前はラナ、カエ子。なんなのよこれ?」
塚村「ではここで、リスナー科学者さんにご登場頂きます。宜しく」
柿島「どうすんのよ?」
科学者さん「こうする」
―スタジオのライトが落ちる―
柿島「なんだ?消えたぞ?海芝浦偽左衛門でも来るってか?」
塚村「停電ですかねえ?」
―スタジオにライトの明かりが戻る―
塚村「では、改めまして、ゲストです。お名前をお願いします」
ラナ「どうもー、元食用ガエルのラナです。スペイン語の“RANA”から名前がつけられたんだよー、日本語にすると‘‘蛙,,になるんだよー」
カエ子「元食用ガエルのカエ子でーす。よろしくー」
塚村「いかにも、―自粛―な話ですね、柿島さん」
柿島「そんなもんよ、そんなもん」
塚村「しかし食用ガエルですか?何?これをあげろ?(アメリカザリガニが運ばれてくる)」
ラナ・カエ子「いただきまーす」
柿島「うわっ、食べてるよ、食べてるよ。恐ろしい」
塚村「伊勢海老と同じくして、うまく養殖しますと、体の中から人体に有害な菌を抜きますとあらいもいけるらしいです」
柿島「うめーか?」
ラナ・カエ子「おいしい~」
塚村「最近ではいなくなっているらしい、アメリカザリガニ、貴重な代物がなくなりましたな」
柿島「で、ザリガニの話をするために出てきたの?その前に、何者なんだい?」
ラナ「食用ガエルのオスだよ」
カエ子「食用ガエルのメスです」
塚村「さよでありますか」
ラナ「急行特急THさんがネタにつまって作って“Morning on”に出したのがきっかけだよ」
カエ子「どうせならアマガエルにすれば良かったのにね」
柿島「確かに。まあアマガエルじゃ、あんまりネタにはならないやね」
塚村「ラナさんはおいくつなんで?」
ラナ「さーあー」
カエ子「そこまで考えられていないんだよ」
柿島「あの人らしいね。とりあえずキャラが先という」
ラナ「年齢を訊く時点でネタ切れですよね」
塚村「まあなかなかこう番組をうまく進行する手だてがなくてですね」
カエ子「塚村尚人さんはおいくつなんですか?」
塚村「確かに45くらいじゃなかったか?」
柿島「だったよね?私も40代だし」
ラナ「老けてますね」
塚村「まあ今から12年くらい前に登場しましたので」
カエ子「歴史があるんだねー」
柿島「あるにはあるけど、歳はくいたくないね」
ラナ「塚村さんは柿島さんのどこが好きなんですか?」
カエ子「あ、それあたしもききたーい」
塚村「そうですねえ、これと言う好きだと言うものはありません」
柿島「そうね。まあお互い、気が合うっていうか、なんかその理由が説明つかない所でゴールインだった……と台本には書いてある」
ラナ「ホントの所は?」
塚村「急行特急THの妄想の為」
柿島「理由なんかないんだよー」
塚村「急行特急THが単純に、まあ、とりあえず結婚させておくか、と、本人へたれの癖に結婚願望があったからなんですね。今から17~8年前の話でありますよ、食用ガエルさん」
――スタジオのライトが落ちる――
柿島「あれ?停電?」
塚村「またですかー?」
――スタジオのライトがつく――
ラナ・カエ子「う゛ぅ~ん」
塚村「おや、いつの間にか水槽が」
科学者「あの、では、私はこれで失礼させていただきます」
柿島「はいはいご苦労さん」
塚村「夢のサイエンティスト、リスナー科学者さんだったんですかねえ」
柿島「いやいや、すべては、急行特急THプレゼンツ“The imaginal story which namedMOUSOU”でしょ」
塚村「まあ目くじらをたてないでおくんなまし。えっ?なに?またザリガニ?(アメリカザリガニが乗った皿が出てくる)」
ラナ・カエ子「う゛う゛~ん、う゛う゛~ん(水槽の中で跳ねる)」
柿島「欲しがってるみたいよ」
塚村「あいよ(ザリガニを水槽に入れる)」
柿島「食欲旺盛ですわな」
塚村「そんなもんですな。では、時間になりましたので、今日は、この辺りでお別れです」
全「さよなら」