いやいや久しぶりに面白かった。
2巻と3巻とを夢中になって読んだのであった。
警察組織の中の人間の葛藤、そして荒唐無稽な殺人鬼たち。
この組み合わせがいいのである。
そして、二人のヒロイン。
根は同じように「愛」に満ち溢れているのだが、その表現方法がまるっきり正反対で、正反対であるがゆえに物語になる。
ときどき、現実世界を皮肉るような表現があって、それはちょっと興ざめというところもあるのだが、何しろ「で、どうなるの?」という興味が先を急がせる。
この手の小説で、いつも、感じるのが動機の曖昧さである。
このジウでもそれらを明らかにしようとしているのであるが、あえて明らかにしなくてもいいのではないだろうか。
それに、この事件の動機なんてなくて、ただ単純に異常をとおりこした、いわば突然変異的な人間が巻き起こした事件、というほうが、なんとなく納得できるように思える。
いわゆる犯人側の人間たちも、二人のヒロインも、突然変異的なこれまでになかったような考え方するので、その考え方を読んだ読者が、動機をそれぞれ考えるのもいいのではないか。
近頃は、テレビが最も顕著なのだが、日本人に「考える」ということをさせず、安易に結論を与えてしまって、それが逆にイライラを募らせているようなきもするのである。
とはいえ、現代社会の閉塞感、何が幸せなのか、何が自由なのか、自由はイイコトなのか、などなどを考えさせてもくれるところもあり、登場人物たちが自分の役割を期待どうり果たしてくれるので、こちら側の読みとか期待を裏切らない展開なので「読める」小説になっている。
リクツなしに(というかあまりリクツを考えずに)面白い物語であった。
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警察組織の中の人間の葛藤、そして荒唐無稽な殺人鬼たち。
この組み合わせがいいのである。
そして、二人のヒロイン。
根は同じように「愛」に満ち溢れているのだが、その表現方法がまるっきり正反対で、正反対であるがゆえに物語になる。
ときどき、現実世界を皮肉るような表現があって、それはちょっと興ざめというところもあるのだが、何しろ「で、どうなるの?」という興味が先を急がせる。
この手の小説で、いつも、感じるのが動機の曖昧さである。
このジウでもそれらを明らかにしようとしているのであるが、あえて明らかにしなくてもいいのではないだろうか。
それに、この事件の動機なんてなくて、ただ単純に異常をとおりこした、いわば突然変異的な人間が巻き起こした事件、というほうが、なんとなく納得できるように思える。
いわゆる犯人側の人間たちも、二人のヒロインも、突然変異的なこれまでになかったような考え方するので、その考え方を読んだ読者が、動機をそれぞれ考えるのもいいのではないか。
近頃は、テレビが最も顕著なのだが、日本人に「考える」ということをさせず、安易に結論を与えてしまって、それが逆にイライラを募らせているようなきもするのである。
とはいえ、現代社会の閉塞感、何が幸せなのか、何が自由なのか、自由はイイコトなのか、などなどを考えさせてもくれるところもあり、登場人物たちが自分の役割を期待どうり果たしてくれるので、こちら側の読みとか期待を裏切らない展開なので「読める」小説になっている。
リクツなしに(というかあまりリクツを考えずに)面白い物語であった。
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