読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

筋肉痛から考えること

2007-10-31 22:56:11 | 日々雑感
あまりの体の痛さ(いわゆる筋肉痛)で、本を読むこともなくただひたすらにじっとしているのだが、じっとしていても『いやーなニュース』は聞こえてくる。というかじっとしているがゆえに尚更強く響いてくる。

いわく、日付偽装、産地偽装、或いは官民癒着。

これって、世間は「大犯罪」のように弾劾をしているが、実はつい最近までそれほど気にしていなかったことではないだろうか。
だから、当事者たちは、今になって「とんでもないことをした」と思っているだろうが、はじめたころは「これくらいならいいだろう」と思っていたはず。
そして、前防衛事務次官やNOVAの社長たちは「俺だけは許される」と思っていたんだろう。
実害さえなければいいのだ、と思っていたはずである。

なぜなら、そういう考え方が主流であった時代があったからだと思うのだ。

勿体ない、会社のため、地位が上がれば許される。
ということが、社会全体のルールよりも優先されていた時代が確かにあった。

そして今もそういう考え方を持っている人たちは多い。
他の人がやったことについては正邪の判断を厳しく行えるのだが、自分のこととなると『甘い』というのは仕方のないことではあるが、今はその差が非常に大きくいと思える。

自分は許せるのだが他人は許せない、許せないどころかどこかに非はないのかと鵜の目鷹の目で探している。
格差の時代、などといわれ、その格差は正当な理由で発生したのではない、と考える時代である。

そういう社会であるということを常日頃から自覚し自らを律していないといけないのである。
なのに、まだまだ以前と同様の考え方をしている人が多い。

社会の環境が著しく正義を求めていることについてよく理解をしていないといけない時代になったのである。

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