読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

子子家庭 赤川次郎 小説新潮連載

2010-01-17 10:24:30 | 読んだ
小説新潮に平成21年4月号から連載されている。

4月号・ 5月号は「子子家庭と愛のお荷物」
6月号・ 7月号は「子子家庭の宅配便」
8月号・ 9月号は「子子家庭と同姓同名」
10月号・11月号は「子子家庭の身代金」
で、12月号は休んで平成22年1月号は「子子家庭のサンタクロース」前編となっている。

この物語はシリーズとなっており既に「子子家庭は危機一髪」(テレビ化もされたらしい)と「子子家庭は大当たり」と「子子家庭は波乱万丈 ドイツ、オーストリア旅物語」と3つも本が出ているとのこと。
多分小説新潮に連載されていたんだろうが、全然読んでいなかった。

物語は「子子家庭」とあるように、子供だけの家庭を舞台というか設定している。

主人公の坂部律子は小学校6年生、だが、大きくて中学生に良く間違えられる。
そして、律子の弟・和哉は小学校3年生。

彼らの父親は『仕事絡みの犯罪で手配中の逃亡犯』であり、その逃亡を始めた日に母は『男と駆け落ち』をしてしまった。
父も母も電話をしてくるが、彼らはどちらもいなくなったことを話してはいない。
従って、父は母と3人で暮らしていると思い、母は父と3人で暮らしていると思っている。

父からは時々仕送りが来るが、それでは十分でないために、律子がアルバイトをしたりする。そのアルバイトだって小学生ができるようなことである。

また、律子の親友・香織は大金持ちのお嬢さんなので、彼女が時々援助してくれる。

という少女マンガのような設定である。

この設定の中で、物語が語られるのである。

まあこのような設定であるから大きな事件ではないが、それなりに入り組んでいる謎だったりするわけである。

なんというか、気楽に気軽に読むことができて、なおかつ「癒される」といってはおおげさではあるがほのぼのとした気分と「俺もやらなくちゃな」というような気持ちになるのである。
バカバカしいと思うむきもあろうが、それはそれなのである。そしてだから読書はやめられないのである。

「ブログ村」というところにこのブログを登録しています。読書日記を探しているかた、下のバナーをクリックするとリンクされていますので、どうぞご覧ください。またクリックしてもらうと私の人気度が上がるということにもなります。そのへんもご考慮いただき、ひとつよろしくお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする