初めて読む作家である。
本作品は、2010年の第30回横溝正史ミステリ大賞の「優秀賞」を受賞した。
文庫の帯には
勝負に潜む罠。
緊迫と昂奮、競馬ミステリー!
とある。
私は、新聞に載った今月の角川文庫のCMを見て「競馬を描いた推理小説」ということに興味を覚えて「読もう!」と思ったのである。
主人公は、女性騎手の『紺野夏海』である。
この『夏海』の語りで物語は進む。
物語の始まりは、9月25日土曜日の第4回阪神競馬5日目、第10レース「秋月特別」3歳以上、1600万円下、芝内2000メートル、から始まる。
主人公の夏海はこのレースで★印の馬ブラックダリアに乗り、勝つ。
しかし、このレースは、スタートの時点で対抗馬と穴馬が落馬という事故があった。
落馬した騎手:岸本陽介は夏海の幼馴染で、意識不明となる。
そして、その晩、陽介の父で調教師の岸本圭司が何者かに襲われ重傷を負う。
この落馬の原因が不可解であること。そして、襲った人物は誰なのか?
ということがこの物語の事件である。
物語が進むと、岸本父子は意識を取り戻す。
しかし、落馬の原因について陽介はわからない。そして、父の圭司は犯人について語らない。
落馬の原因と重傷を負わせた人物を推理するのが、夏海、なのである。
事件の謎を解いていくことも面白いのだが、競馬界の裏側というか、騎手や調教師や厩務員の生活、更に競走馬の仕上げ方など、競馬についての話が面白い。
競馬入門、という形の物語でもあると思う。というより、推理よりもこちらのほうが面白い。(言い過ぎか)
作者には、「無名騎手」という第2作があるという。これも紺野夏海が主人公だという。
読んでみようと思う。
「ブログ村」というところにこのブログを登録しています。読書日記を探しているかた、下のバナーをクリックするとリンクされていますので、どうぞご覧ください。またクリックしてもらうと私の人気度が上がるということにもなります。そのへんもご考慮いただき、ひとつよろしくお願いします。

本作品は、2010年の第30回横溝正史ミステリ大賞の「優秀賞」を受賞した。
文庫の帯には
勝負に潜む罠。
緊迫と昂奮、競馬ミステリー!
とある。
私は、新聞に載った今月の角川文庫のCMを見て「競馬を描いた推理小説」ということに興味を覚えて「読もう!」と思ったのである。
主人公は、女性騎手の『紺野夏海』である。
この『夏海』の語りで物語は進む。
物語の始まりは、9月25日土曜日の第4回阪神競馬5日目、第10レース「秋月特別」3歳以上、1600万円下、芝内2000メートル、から始まる。
主人公の夏海はこのレースで★印の馬ブラックダリアに乗り、勝つ。
しかし、このレースは、スタートの時点で対抗馬と穴馬が落馬という事故があった。
落馬した騎手:岸本陽介は夏海の幼馴染で、意識不明となる。
そして、その晩、陽介の父で調教師の岸本圭司が何者かに襲われ重傷を負う。
この落馬の原因が不可解であること。そして、襲った人物は誰なのか?
ということがこの物語の事件である。
物語が進むと、岸本父子は意識を取り戻す。
しかし、落馬の原因について陽介はわからない。そして、父の圭司は犯人について語らない。
落馬の原因と重傷を負わせた人物を推理するのが、夏海、なのである。
事件の謎を解いていくことも面白いのだが、競馬界の裏側というか、騎手や調教師や厩務員の生活、更に競走馬の仕上げ方など、競馬についての話が面白い。
競馬入門、という形の物語でもあると思う。というより、推理よりもこちらのほうが面白い。(言い過ぎか)
作者には、「無名騎手」という第2作があるという。これも紺野夏海が主人公だという。
読んでみようと思う。
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