読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

BAR レモン・ハート 古谷三敏 双葉社

2017-08-11 16:44:03 | 読んだ


毎回、毎回、同じコメントとなるが、レモンハートのようなバーが近くにないのが残念だ!

以前には時々、マスターのウンチクに『若干くどい』という思いを抱くことがあったが、今は「で、もっともっと」と更なるウンチクを求めてしまう。

本32巻にはPART.409から420まで12のお酒が紹介されている。
日本酒、ウオツカ、ウィスキー、カクテル、ジン、ビールなどなど
その中で私が最も興味を持ったのが「リモンチェッロ」
注文してしまいました。

レモンハートのマスターのもっともよいところは「お酒はこれに限る」というところがないところ。
その時、その場所にもっともあうお酒を勧めてくれる。

したがって、日本酒であったり、ビールであったりして、我々が持っている「バー」というイメージ:すなわち洋酒のみ:ということを楽しく裏切ってくれる。

私は、その時その場所、そして体調と肴によって飲み物を変えたい、というタイプなので、ビール党でもなければ日本酒党でもない。
そして最も肝心なのは「お酒ならなんでもいい」というわけでもない。

このあたりが多くの人の誤解を生むようで、前回は日本酒を飲んでいたと思えば今回はウィスキー、かと思えば格安のサワー。
まあ、浮気者と言われれば「ハイ、そうです」と答えるしかないが、私は「〇〇党」という人のほうが信じられない。
信じられないという言い方がアレであれば「スゴイ!」と思う。

あれも飲みたい、これも飲みたいという気分は持ち続けているが、今は、あれも飲めるこれも飲めるという体力がないので、できる限り、おいしくお酒を飲みたいと思っているが、おいしく飲める場所、時間が少なく、なにより相棒が不足している状況である。

今はリモンチェッロが到着するのを待っているだけである。



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