文藝春秋6月号では、月刊誌ならではの東日本大震災について特集をするんだろうなあ、と期待をしていたのだが、こちら側が思っていたような特集ではなかった。
そのなかで
「NHK仙台名物キャスター 『頑張れ』と言わないで」
という記事があった。
筆者は津田喜章さん。
NHK仙台放送局のアナウンサーで、私達にとっては御馴染みの人である。
この津田さんが震災後に担当した番組が「被災地からの声」である。
私も一時期は熱心に見ていた。
それは知っている人たちが、それも思いもかけないような人が登場するからである。
ついには小学校時代の恩師が登場し、その避難場所に会いに行ったほどである。
この番組は、被災者達が今一番思っていることを画用紙に書いてそれを読んでもらいインタビューをするものである。
津田さんは石巻出身である。
震災後、石巻に入った津田さんは『自分の故郷なのに、自分の知っている過去がどこにもない』ということに愕然とする。
そして番組を担当して、被災者の人たちが頑張りすぎていることに気づく。
私も彼が泣いて放送をしたところを見ている。
『インタビューをして相手の生の声を引き出す』というのではなくて、相手の一言や態度に何もいえなくて泣いてしまう。
或いは、怒りを誰にぶつけていいのかわからず、ただ泣くしかない。
そういう放送は普段なら許されないことなのだろうが、今回の震災ではそういう場面がいくつもあった。
被災者とともに泣くしかできないもどかしさ、というのはよくわかる。
そのあたりのことを今回文章にしている。
他の記事についてはすこしピントが外れているのではないか、と思ったのだが、今回はこの津田さんの記事でなんとか文藝春秋らしさが出たのではないだろうか。
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「NHK仙台名物キャスター 『頑張れ』と言わないで」
という記事があった。
筆者は津田喜章さん。
NHK仙台放送局のアナウンサーで、私達にとっては御馴染みの人である。
この津田さんが震災後に担当した番組が「被災地からの声」である。
私も一時期は熱心に見ていた。
それは知っている人たちが、それも思いもかけないような人が登場するからである。
ついには小学校時代の恩師が登場し、その避難場所に会いに行ったほどである。
この番組は、被災者達が今一番思っていることを画用紙に書いてそれを読んでもらいインタビューをするものである。
津田さんは石巻出身である。
震災後、石巻に入った津田さんは『自分の故郷なのに、自分の知っている過去がどこにもない』ということに愕然とする。
そして番組を担当して、被災者の人たちが頑張りすぎていることに気づく。
私も彼が泣いて放送をしたところを見ている。
『インタビューをして相手の生の声を引き出す』というのではなくて、相手の一言や態度に何もいえなくて泣いてしまう。
或いは、怒りを誰にぶつけていいのかわからず、ただ泣くしかない。
そういう放送は普段なら許されないことなのだろうが、今回の震災ではそういう場面がいくつもあった。
被災者とともに泣くしかできないもどかしさ、というのはよくわかる。
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