錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

漂着したパミス(軽石)

2021年11月01日 | 石ころ
今日は11月の初日である1日。
と言うことで・・・
あと2ヶ月もすると令和3年も終わりを迎えますね。
いやぁ、そんなことを考えると時の過ぎるのは早いですよねぇ。
そして2ヶ月と言えば・・・
今年の8月13日から15日にかけて小笠原の福徳岡ノ場が戦後最大級の噴火(プリニー式噴火)を起こし、放出されたパミスと呼ばれる軽石が噴火から約2カ月をかけて鹿児島県の奄美の島々や沖縄本島の周辺へと漂着したことは皆さんも周知のことかと思います。


で、そのパミス(軽石)が、👆これなんだけど・・・・
実は八重山地方でも同様に事例が発生したとの記述が残されています。
当時に残された記述によると西表島の北北東沖合で西表島北北東海底火山が1924年の10月31日に噴火を起こし、同様のパミス(軽石)を大量に放出し付近一帯の海面を埋め尽くされたらしい。
※当時、台湾から那覇へと向かう大阪商船の『宮古丸』による鳩間水道からの電報記録
そんな事から随分と昔に西表島北北東海底火山由来のパミス(軽石)がマングローブの奥にトラップされて残っているのでは?とトレジャーハンティングを気取り探し回ったことがあったけど、得られた5個の軽石のうち2個の成分値(火山ガラス/SiO 2 )が符合し西表島北北東海底火山由来であろうと推測できましたが、残念なことに残りの3個は供給先不明のパミス(軽石)でした。
まぁ、そんな話は別にして・・・・
今回の海上漂流軽石の供給先は福徳岡ノ場と分かっているだけに含まれるSiO 2 の成分解析を行わずに済んだのはありがたかった。

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カラモプレウルスの復元補修

2021年10月01日 | 石ころ

東方海上を移動する台風16号の影響でイプシロン5号機の打ち上げは中止されると思っていたら、直前になって別のトラブルで中止された。
まぁ、そんなこんなで時間ができたCherryはと言うと、先月から放置していたカラモプレウルスの補修(復元)に取りかかることにしました。


まぁ、ヤ〇ト運輸さんが見事に割ってくれたお陰で大きな脊椎骨の断面が見えるし、これでもかっ!って感じでボディが潰れてるのが観察できる。
へぇ~、断面は、こうなってんだぁ。


そして、その断面の全体にポリスチレン樹脂を主成分に配合したプライマーを均等に塗り良く乾燥させる。
ここで一気に重ね塗りすると乾きが遅くなるだけでなく、後で塗りムラとなるので要注意・・・


で十分にプライマーが乾燥したところでエボキシ樹脂系の接着剤を薄く塗り、ある程度の粘性が得られたところで双方を圧着する。
が!
さすがに割れた状態でガチャガチャと動かされると断面が痛むだけでなく、脱落したパーツも細かく割れて行方不明。
そうなると、このヒビやら紛失した部分を補う必要があるんだけど、ここからがCherryの正念場。
多くの補修材料の中から適切なものを選び充填していく。
そして、削りだしては充填し・・・
なーんて事を繰り返し、整形を終えたら調色した塗料で着色。
で、最後に周囲の色調に合わせて微調整を繰り返すと・・・・


一連の復元補修は終わります。
しっかし、手掛けた本人が言うのも何なのだけど・・・
何処を修復したのか分からなくなった。
※赤〇で囲った部分ね。


そして、これが復元補修を終えたカラモプレウルスの全体像。
1mを超えた先のクラドシクルスまではないけれど、それでも1m近くあって抱えると重い・・・・
で、この復元補修を終えたカラモプレウルスは再び暗い収蔵庫で眠ることになる。

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カラモプレウルス
Calamopleurus cylindricus
アミア目 アミア科
白亜紀前期
Santana Formation
Ceara, Brazil

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カラモプレウルス

2021年09月15日 | 石ころ

やがて師走の時期を迎えようとする昨年の11月頃だったかなぁ?
ブラジル(セアラ州)のサンタナ層群から産出した魚の化石でオキイワシ科のクラドシクルスをUPしましたが、今日はアミア科のカラモプレウルスの話をしたいと思います。
と言うこことで、その話に移りたいところですが・・・・
いったい、そのカラモプレウルスとは何だぁ?
そしてアミアって何ぞや?
と思われることでしょう。
まぁ、このアミアの仲間は地球上を恐竜が闊歩していた中生代のジュラ紀から白亜紀にかけて多くの種類が世界中に生息していたらしいのですが、今となっては世界広しと言えども北米に一種のみが生息するだけのレアな魚になっちやったんですね。
で、そのアミアの仲間が世界中に繁栄していた頃に、その一種であるカラモプレウルスが死んで化石になったものが、👆これなんです。
しかーし!
そのサンタナ層群から産出する化石は世界的にも保存がイイ。
だから先にUPしたクラドシクルスや、このカラモプレウルスなどもそうですが細長い魚の形のまま石(ノジュール化)になっている。
そうなると以前にUPしたクラドシクルスのように・・・・・ 途中から割れやすい
いや、ここでは折れると言った方が正しい表現かな?


と、言うことで・・・・
このカラモプレウルスも輸送中に真っ二つ!
どうする?
でもぉ・・・
このカラモプレウルスを修復する費用は馬鹿にならない上に、今は手掛ける時間もない。
だからじゃないけど今はクラファンで修復資金集めができるまでは暗い収蔵庫で待機かな?👈冗談ですよ

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カラモプレウルス
Calamopleurus cylindricus
アミア目 アミア科
白亜紀前期
Santana Formation
Ceara, Brazil


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波照間島の粟石

2021年06月23日 | 石ころ

ちょうど一年前になるかなぁ?
鹿児島県の沖永良部島で昔の小型有孔虫が固結してできた粟石の記事をUPしましたが、昨日の波照間島でも粟石をサンプリングしてきました。
と、言うか・・・
その小型有孔虫ってなんぞや!
そんな方のために説明すると有孔虫は石灰質の殻をもった原生動物の一種で、皆さんが良く知るものとしては星の砂とか太陽の砂って呼ばれているやつですね。
しかし、そんな同じモノばかり採ってどうすんだ!
なーんて思われるかもしれませんが、この有孔虫って環境によって種類が異なるんですよ。
だから・・・
この粟石の中にある有孔虫を調べると、その当時の島の環境が推測できるんだな。
けど、それを調べたところで沖永良部島と波照間島は何ら変わらないかもしれない。
でもね、今から約258万年前から約1万年前の更新世っていう時代に沖永良部島や波照間島がどんな環境だったか、何となくだけど調べてみると面白いじゃないですかぁ。
だから、言い換えれば悪趣味なジイさんの自由研究ですよ。
でもね、石は色んな事を教えてくれる宝箱。

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オカダキリガイダマシ

2021年04月20日 | 石ころ
あのぉ・・・
突然ですが、👇この化石を覚えてますか?


確か先月の中頃だったと思いますが熊本県上天草市松島町の千厳山中腹にある貝化石密集層から外した化石のブロックを持ち帰り洗浄。
そして一昨日に新たなコンプレッサーを購入したことから、オバーホールしたエアーチゼルをセットし本格的なクリーニング作業に取りかかりました。
で、そのクリーニングを終えたものがものが、👇こちら・・・・


Cherryお得意の立体クリーニング(笑)で巻貝を石の中から出してみました。
で、こいつは今より5.000万年前の新生代 古第三紀 始新世に生息していたオカダキリガイダマシと呼ばれる比較的大型の巻貝で学名をColpospira okadai(コルポスピラ・オカダイ)とされています。
あっ、それともう一つ・・・
小さ過ぎて確実ではないのですが母岩中央のやや右上にFaunusらしき巻貝化石も出てきた。
まぁ、石をパーン!と割って化石がコロンと出てくれれば本当に楽なんだけど・・・・
こんな地道な作業を経て、やっと展示できるような化石へと化けるんですよ。

*********** 化石のデータ ***********
種名 オカダキリガイダマシ
学名 Colpospira okadai
産出層 勒層群白岳砂岩層の千厳山貝化石密集層
時代 新生代古第三紀始新世(5.000万年前)
採取地 熊本県上天草市松島町千厳山
****************************************


と、いうことで・・・
取り敢えず一丁あがりぃ!
そして、この後は2月の末に御船層群から得た大型巻貝のOligoptyxis pyramidaeformis(オリゴプティクシス・ピラミダエフォルミス)のクリーニングに着手しないといけないのだけど、それに関しては少しばかり落ち着いてからってことで・・・・

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小型コンプレッサーとエアーチゼル

2021年04月19日 | 石ころ
このブログへお越し頂いている皆さん、おはようございますぅ。
いやぁ、とうとう我が街でも新型コロナの感染者数が急増しています。
まぁ、感染力の強い変異型が主流になりつつある今に至っても、コンビニなどではマスク無で出入りする客が横行する始末。
おまけにレジで袋詰めしている客がいるのに『はい、次の方どうぞー』って案内する店員。
お前の頭の中にはソーシャルディスタンスっていう言葉と意味がインプットされてんのか!ってね。
こんなんで感染者数のカウントが減るはずがない。
だから、少しでも接触の機会を減らそうと逃避行的な行動をとっている訳なのですが・・・
昨日は已むを得ず人が多く出入りするであろう量販店へ行く用事がてきた。
が!
毎日のように多くの感染者数がカウントされている我が街の量販店なんて怖くてイケない。
だから遠く離れてても良いから、可能な限り客の少ない量販店を探してのお買い物。


で、ここで何を買ったかと言うと・・・・
県央貿易(株)のオイルレスの小型コンプレッサーと、以前にオイル式のガラスカッタ―でもUPしたOリング。


あっ!
購入したコンプレッサーとは別に、もう1台ありますよ。
でもぉ、今から20年も前に購入したものだから旧式の上に重たくて動かすのも大変。
と、いうことで持ち運びができる小型コンプレッサーを購入した訳なんですよ。


そして、このコンプレッサーに接続するのが化石のクリーニングに使用するエアーチゼル。
ん!?
エアーチゼル?
それって何ぞや!って方のために、ちょいと補足させていただくと・・・・
ほらぁ、恐竜映画やテレビのドキュメンタリー番組で恐竜の骨を石の中から削り出すやつですよ。
分かりやすく言えば・・・
道路の工事現場でドドドドドッ!ドドドドドッ!って音をたてて掘削している機械の極小版と考えてください。
で、こいつも今から20年も前に購入したものだからOリングが劣化したために交換したって訳で、これを新たに購入した小型コンプレッサーに接続して化石のクリーニングに使用するんですね。
まぁ、こんなモノがある家が変なんだけど・・・・
これが普通の家じゃないからあるんだなぁ。
さぁ、これで準備は整った。
これから暇を見つけては溜まった化石のクリーニングに取りかかります。

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黒雲母角閃石デイサイト

2021年03月23日 | 石ころ

昨日の昼から島原半島へ渡ったCherry。
その目的は・・・・ 観光。
いや、違いますぅ。
そのミッションは1990年11月より約5年間も続いた噴火により供給された雲仙普賢岳のデイサイト、そう溶岩です。
と、言うのも・・・・
規制が解除されて直ぐに現地入りして入手したものの、ある所に展示するために最も見栄えがする大きなデイサイト標本を寄贈した。
が!
担当者がいなくなると、それらの扱も雑になり・・・・
最終的には消えた。(おそらく廃棄されたのだと思う)
ただ、手元に全く無いわけじゃない。
岩石標本として四角くカットしてものは1つ2つはあるけれど、そこそこのサイズで展示に向くようなモノ(標本)がない。
だからと言っても、昔は火砕流が流れ下った河川敷に普通に落ちていた。
が!
今では土石流対策で河川は整備され河川敷内へ降りるどころか川床に転がっていたデイサイトは殆ど見られなくなってしまったんですよね。


しかーし、諦めの悪いCherryは火砕流が流れ下った水無川を遡るようにして探してきました。
と、言うか有るところにはある。
そうやってゲットしたのが、👆このデイサイト。
細かく言えば黒雲母角閃石デイサイトって言うんだけど・・・ 阿蘇や桜島などで見られる溶岩とは、ちょっとばかり見た目が違う。
粘性の高いマグマが緩やかに上昇し大きな溶岩ドームを形成したことで、マグマ中の斜長石や角閃石が大きな斑晶となってグレーの石基中に存在しているのが分かるかと・・・。
ちなみに白く見える斑晶が斜長石で黒いものが角閃石の斑晶です。
要するに水に溶かした塩水をフライパンで熱して急速に水分を飛ばすと、含まれていた塩は細かい粉状の結晶になりますが、ゆっくりと時間をかけて蒸発させると正方形の大きな潮の結晶ができるのと理屈は同じ。


ただ、河川敷の中には今回の平成新山から供給された平成溶岩とは別に、今から約200年前の江戸時代のに起った噴火で供給された新焼溶岩も含まれるので全てが平成溶岩とは限らないんだなぁ。
とは言え、先の塩での例えのように、その時々で噴火の状況で冷える条件も変わってくるので、そこにできた斑状組織などの違いを見ていると何となくだけど分かる。
しっかし、あの普賢岳の大火砕流から30年かぁ・・・・ 
我身もジジイになるはずだ。

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2つの化石露頭を探訪

2021年03月15日 | 石ころ

さて、昨日は熊本県上天草市龍ヶ岳町の大道港へと向かうフェリーに乗船したCherryは定刻の13時10分に無事に到着。
そして14日の天気は朝から天気にも恵まれたことから、このまま帰るのも勿体ない。
ましてや上天草市の龍ヶ岳町となれば Cherry とってはホームグラウンドじゃないですかぁ。
と、言うことで・・・・


姫浦層群の露頭が観察できる椚島の海岸を覗いてみることにしました。
ここは宮ノ原花崗緑閃岩の上に姫浦層群下部亜層群の地層が不整合で交わる場所でアンモナイトや二枚貝化石だけでなくサメやモササウルスの歯化石などが産出する場所なんだなぁ。
ただ、産出物が多かった露頭は港や堤防の工事で随分と前に埋め立てられてられた。


それでも何かしらないかと探してみたら海岸の転石からイノセラムスの化石を見つけた。
昔は状態の良い化石がホイホイ拾えたんだけど・・・・・
今となっては “ 兵どもが夢の跡 ” って感じでしたね。
ならば!


諦めきれないCherryは同じ上天草市にある松島町の千厳山貝化石密集層を訪ねてみた。
ここでは新生代の古第三紀始新世にできた弥勒層群白岳砂岩層が路頭として観察でき、そこには見事な巻貝化石の密集層を見ることができたんだろうけど・・・
どこかの誰かさんたちが重機を使って根こそぎ持ち帰ったことで、ここもまた“ 兵どもが夢の跡 ” って感じでしたね。


ただ、それはそれ。
過去の状況を知るCherryは残された密集層を追っかけることはできるもんね。
で、この掘り出した石は表面が粘土質の泥に覆われ見えないけど、この石の中には7~8㎝ほどのコルポスピラ・オカダイ(オカダキリガイダマシ)が密集した状態で入ってる。
けど、その続きはCherryに余裕ができてからってことで・・・ 
ごめんなさいね

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取り敢えず・・・

2021年02月24日 | 石ころ

化石ってパカーン!と割って、石からコロンと出てくることはない。
いや、モノによっては・・・・ たまにある。
けど、そんなことは極希な事例で大抵は専用のエアーチゼルやタガネなどを駆使して、周囲に纏わりつく石を剥がして化石本体を剥き出しにしてくんですよね。
ちなみに、この作業のことをクリーニングと言います。
そして今日も朝から天気に恵まれたことから気温が上昇した昼頃になって、昨日の化石をクリーニングすることにしました。


先ずは化石が石に埋没している方向を確かめながらセグメントカッターで切り込みを入れる。
それも少しずつ、少しずつ、慎重に・・・


そして、イケけるところは思いっきり大胆にカット・・・・


で不必要な部分を取り除くのですが・・・
そんな時に限ってドジを踏む。ww


それが証拠に、この直ぐ後に巻貝化石(オリゴプティクシス)は母岩からコロンと遊離した。
まぁ、こんなトラブルもあるさぁ!
だから、この遊離した化石は脇にでも置いといて・・・ おっ!


タイミング良く西表島のキバウミニナがあるじゃないですかぁ。
だから並べてみた。
そして、欠損した部分を合成して補ってみると・・・・・
いいねぇ!
ならば、この遊離した化石の欠損部分を石膏で補って展示に使いましょ!


まぁ、そんなこんなで今日の今日の作業は、これにて御終い。
次は暇をみつけて専用のエアーチゼルを用いた室内作業に移ります。

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黒曜石中のクリストバライト(方珪石)

2021年02月24日 | 石ころ
いやぁ・・・
このところ“石ころ”の話ばかりが続いています。
と、言うもの石は昆虫などの生き物に比べると四季の変化にも影響されないばかりか、例え雨が降ろうと雪だろうと全く関係なくオールシーズンで楽しめるので面白いんですよ。
そして、先週の始め頃だったか佐賀県伊万里市の腰岳で得た黒曜石を整理しいたところ、小さな二酸化ケイ素 (SiO2) の結晶であるクリストバライトのを見つけました。


ただ、このクリストバライトは決して珍しいものではなく、その産出場所によっては探さずとも普通に見られるものなのですがCherryのようにピカピカの黒曜石が大好きな者にとっては、あまり喜ばしいものではない。
そして、この程度の出現率からすれば長崎県佐世保市(針尾島)の黒曜石に比べると無いのに等しい。
とは言え・・・・
そんな針尾でも場所次第は綺麗な黒曜石がありますよ。


ただ 長野県諏訪郡下諏訪町の和田峠から得られる黒曜石に含まれるクリストバライトは他産地のものからすると比べ物にならない。
と、言うのも・・・・
この産地のものにはスノーフレーク呼ばれるほどの白いクリストバライトが帯状(層状)として入っているものがあり、ここにUPした黒曜石のようにクリストバライトが大量に含まれると別の意味で美しい。


そんでもって、👆これは北海道の紋別郡遠軽町で得られる黒曜石で、その中でも花十勝とか紅十勝と呼ばれていて黒と赤褐色の模様が美しい。


しかーし!
この地の黒曜石に含まれるクリストバライトはというと・・・・ でかい!
と言うのも・・・
スケールからも分かるかと思いますが 、その直径は2cmは超えている。
まぁ、そんなこんなで黒曜石の面白さは、そこに含まれるクリストバライトだけでなく・・・
今は赤石山などでの黒曜石採取はできません。


大分県東国東郡の姫島で得られる白いっていうかグレーから白っぽい色まであって黒い色をした黒曜石に比べると光を透過する。


まぁ、そんなこんなで・・・・
その地域地域で様々に変化する黒曜石はコレクション性が高くて知れば知るほど面白い。
ちなみに姫島の観音崎にある黒曜石も2007年7月26日に“国の天然記念物”に指定され、今では採取することはできません。

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