錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

海岸に漂着した流木・・・ その2.

2019年12月13日 | 雑記(ひまつぶし)
先日に『海岸に漂着した流木を拾ってきた』ってタイトルで記事をUPしましたが、その話の続きをしたいと思います。
それでは早速・・・・


古木をイメージして塗装した流木を土台に固定して、その上からジオラマなどで使うグリーンモスを接着。
そして、そのグリーンモスが完全に接着できたことが確認できたら、模造シダなどを用いて自然な感じにレイアウト。


そして、後の事を想定して土台にスタイロフォームを貼り付けます。
何故かって?
まぁ、まぁ、急かずとも、その理由については直ぐに分かりますよ。


で、その加工した土台の上に人工芝を貼り込み、そこへ模造シダを挿すと先のスタイロフォームに固定されるって訳なんです。
そして、これにて一連の作業は終わったかと言うと・・・・
“その2.”があるって事は、その話の続きとなる“その3.”もあるんですよ。
と言うことで・・・・ つづく。

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偶産のスジグロカバマダラとガガイモ

2019年12月13日 | 昆虫・植物
今日、最初の記事は今年の10月2日に『その後のスジカバとイワサキさん』というタイトルでUPしたスジカバに関しての続きです。
で、その話へと移る前に・・・・
先ずは 👇こちらの画像をご覧ください。


(右上)2004年10月に福岡県南部で得られた偶産の個体
(右下)沖縄県石垣島で得られたスジグロカバマダラ(一般的なサイズ)
(左上)全ステージをガガイモで飼育して得られた♀
(左下)全ステージをガガイモで飼育して得られた♂

偶産で得られた右上の個体と石垣島などで得られる右下の個体を比べると、そのサイズに明らかな違いが見られます。
そして、ここ福岡南部から熊本県北部で発生していたと思われるスジグロカバマダラは大抵が右上のようなサイズなのです。
そこで、このサイズの違いは本来の発生地に比べると成長する際の気温が低いからだろうとと考えた。
しかし、11月下旬の頃まで発生するカバマダラと違いスジグロカバマダラは9月から10月に得られるので、その幼虫は8月から9月にかけて育つはず。
そうなると幼虫期の気温は関係ない。
ならば、その答えは餌?
でも、ちょっと待って。
この地ではリュウキュウガシワなんて植物は見られない。
ならばカモメヅルとかですかぁ?
でも、ここには何頭ものスジグロカバマダラが発生できるような量のカモメヅルなんて無いし、同じ仲間のキジョランなんて植物も見あたらない。
と、言う事は・・・・
同じ場所で発生してるカバマダラと餌を共有しているの?
そこで 石垣島など本来の発生地で得られたスジグロカバマダラから採卵し、全てのステージをガガイモで飼育してみると・・・・ BINGO!
偶産した右上の個体と変わらなサイズ(左上と左下)のスジグロカバマダラが羽化してきます。
そう、ガガイモで飼育すると大きくなるんです。
で、そのことを“まとめ”てみると・・・
硬いリュウキュウガシワに比べるとガガイモの葉は柔らかいし、そのツルには十分な量の葉が付いているので大型化できるのかもしれない。
ただ、成長期の温度が多少は関与しているかもしれませんが・・・
また、話は変わりますが内地で偶産するリュウキュウアサギマダラもスジグロカバマダラと同じような傾向があるような・・・・
そんでもって、そのリュウキュウアサギマダラも内地ではガガイモを食っている。

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