はーい
こんにちは。
大変お待たせをしましたが、翅の欠損と修理 の Part 2 をUPしてみました。
尚、本件に関しては前記事を合わせてご覧いただければ幸いです。
それでは、どうぞー

先ずは欠損した前翅先端から取りかかりましょう。
欠損したコノハチョウの翅の裏側にプライマーを浸透させるのですが、これは市販の接着材を有機溶剤で薄めたCherryオリジナルのプライマーです。
ただ接着材の商品名や溶剤の希釈率については・・・ ごめんなさい、秘密です。
どうしても知りたい人はCherryに直接聞いて。

そして次は修理するための部分を展翅に使えないような個体や破損してしまった標本などから切り取ってきます。
画像では塗布したプライマーで変色したように見えますが、完全に乾燥すると元の色へと戻ります。

そして欠損部分を補う翅の“のりしろ”部分にもプライマーを塗布。
何となくテカっているので分かるかと思います。
で、このプライマーは翅膜と鱗粉を固着させるだけでなく、この後に使う接着材のハジキを抑えて接着力を上げるために使っています。

後は翅の先端を展翅針で浮かせ、そこへ酢酸ビニル樹脂系の接着材を“のりしろ”部分に薄く塗ったパーツを差し込んで接着。
ただ、この時に接着材が多いと圧着した時に外へ押しだされるので、使用する接着材は少なめにし場合によっては切ったティッシュを敷いておくのも一つの方法かと・・・
そうやって修理を終えたものが上にUPした画像です。
欠損した際にできたと思われる5mmほどの引掻きキズが残っていますが、そこはご愛敬って事でお願いしますね。

で、次は後翅の修理。
前翅の時と同様に補修る部分の翅を展翅針で浮かせ“のりしろ”部分に接着材を薄く塗ったパーツを差し込んで圧着。

そうやって仕上がったものが、👆これ。
そして、ここでの注意点は余分な接着材がハミ出して翅と展翅板が接着されていないか確認が必要です。
で、この後は通常の展翅作業を行い修理部分を固定したら全ての作業は終わりです。

先にも言ってましたが前翅先端が欠損した際にできたと思われる5mmほどの引掻きキズが気になるところではありますが、そこそこイケた修理ができたと思うのですが・・・ どうですかねぇ?
そして、これにて2回に分けてUPした『翅の欠損と修理 Part 2』の記事を終えたいと思います。

大変お待たせをしましたが、翅の欠損と修理 の Part 2 をUPしてみました。
尚、本件に関しては前記事を合わせてご覧いただければ幸いです。
それでは、どうぞー


先ずは欠損した前翅先端から取りかかりましょう。
欠損したコノハチョウの翅の裏側にプライマーを浸透させるのですが、これは市販の接着材を有機溶剤で薄めたCherryオリジナルのプライマーです。
ただ接着材の商品名や溶剤の希釈率については・・・ ごめんなさい、秘密です。
どうしても知りたい人はCherryに直接聞いて。


そして次は修理するための部分を展翅に使えないような個体や破損してしまった標本などから切り取ってきます。
画像では塗布したプライマーで変色したように見えますが、完全に乾燥すると元の色へと戻ります。

そして欠損部分を補う翅の“のりしろ”部分にもプライマーを塗布。
何となくテカっているので分かるかと思います。
で、このプライマーは翅膜と鱗粉を固着させるだけでなく、この後に使う接着材のハジキを抑えて接着力を上げるために使っています。

後は翅の先端を展翅針で浮かせ、そこへ酢酸ビニル樹脂系の接着材を“のりしろ”部分に薄く塗ったパーツを差し込んで接着。
ただ、この時に接着材が多いと圧着した時に外へ押しだされるので、使用する接着材は少なめにし場合によっては切ったティッシュを敷いておくのも一つの方法かと・・・
そうやって修理を終えたものが上にUPした画像です。
欠損した際にできたと思われる5mmほどの引掻きキズが残っていますが、そこはご愛敬って事でお願いしますね。

で、次は後翅の修理。
前翅の時と同様に補修る部分の翅を展翅針で浮かせ“のりしろ”部分に接着材を薄く塗ったパーツを差し込んで圧着。

そうやって仕上がったものが、👆これ。
そして、ここでの注意点は余分な接着材がハミ出して翅と展翅板が接着されていないか確認が必要です。
で、この後は通常の展翅作業を行い修理部分を固定したら全ての作業は終わりです。

先にも言ってましたが前翅先端が欠損した際にできたと思われる5mmほどの引掻きキズが気になるところではありますが、そこそこイケた修理ができたと思うのですが・・・ どうですかねぇ?
そして、これにて2回に分けてUPした『翅の欠損と修理 Part 2』の記事を終えたいと思います。