秋芽網の収穫から始まった海苔の摘み取りも終わり、今は張り替えられた冷凍網からの収穫時期。
そんな海苔の摘み取りも水温が上がる4月頃には終わりを迎えることから有明の海は大忙し。
日中は日々変動する潮位に合わせるように網の高さを変え、その摘み取り作業は深夜から夜明け前に行われる。
と、言うか・・・
何故に深夜から夜明け前の暗い時に収穫するの?
それはね、藻類の仲間は明るくなって光合成を始めると細胞が活性化し蓄えられていた養分が少なくなるためと云われているんだなぁ。
だから日中の光合成で栄養をたっぷりと含んだ美味しい海苔を収穫するためには空が白み始める前までの暗い時間帯になるんだけど、その頃は厳冬の時期と重なって体は冷えるし水は冷たくメチャ厳しい作業となるんですよね。
おまけに、その作業は一晩に何度も繰り返される。
でも、そのお陰があって美味しい海苔がいただける・・・・ ありがたや!ありがたや!
缶コーヒー(ジョージア)のCMでおなじみになったキャッチコピーじゃないけれど『世界は誰かの仕事でできている』なーんてね。