錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

2時間の成果

2022年05月07日 | 昆虫・植物
皆さん、おはようございます。
錯乱坊の爺さんです。
昨日は朝早くから西表島へと出かけた疲れからか、早々にシャワーを浴びたら夢の世界へ飛んじゃってました。
と、いう事で・・・
ここからは昨日の夜にアップした話の続きです。


いやぁ・・・
ルリモンジャノメの母蝶を求めて、石垣島から直線で約37㎞離れた西表島の上原港へ渡ったまでは良かったものの、そこは厚い雲に覆われていた。
しかし、運の強さか或いは日ごろの行いの良さなのか、お昼前から天気は快方に向かい空は晴れたのだが残された時間は僅か2時間。
でも、ルリモン程度ならばと高を括っていたら、何時もいるはずのポイントに昨日は全くいなかった。
これって長雨が影響してんのかなぁ?
それとも発生の間に生じる、ちょっとしたブレスでかぁ?
まぁ、そんなこんなで色んなことを考えながらルリモンを探していると・・・・ あっ!
行く先にネットを手にした石垣在住のA氏が歩いてたんですよ。
いないはずですよね。
ならば!
予定の変更ですよ。
クロツグヤシやらクバの葉に残されたフレッシュな食痕を頼りに幼虫を探す。
けど、思ったほど簡単には見つからない。
しかーし、何度も言うけど残された時間は2時間。
焦りが募る中、ひたすら幼虫を探す。
すると!


クロツグの葉っぱから第一町人・・・
いや第一幼虫、みーーーーっけた!
こうなると不思議なことに次々と見つける。
2匹・・・
3匹・・・
4匹・・・ と、次第に数が増していく中で葉裏に何やら白いものがついている。


そう、それはルリモンジャノメの羽化殻ですよ。
ちゃ~ぁ、遅かったぁ。
でも、羽化殻があるってことは上手くすれば未羽化の蛹も見つかるはず。
そこで幼虫だけでなく蛹にも注意して探していると・・・・


はい!
蛹も、みーーーーっけた!


その数は全部で4蛹。
あっはーーーーっ!
これで寄生されてなければ飼育の手間が省けるってもんですよ。


そして得られたのは幼虫や蛹だけでなく、中には丸い卵も・・・
まぁ、寄生の可能性がある幼虫よりは卵の方が確実なんだろうけど、こいつの飼育は長丁場。
けど、本来が採卵用の母蝶が目的だったので、それを考えると卵であってもNo Problem.
という事で・・・


2時間という時を使って10匹ほどの幼虫に合わせて卵と蛹を得て、ここ石垣島へと無事に帰ってきたという次第です。
しっかし、母蝶が得られなかったのは残念でした。

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