クルマのステアリングを握った時に、視界がいい、という事は車の運転においてとても大切な要素である。では具体的にどんなクルマが視界の良いクルマなのであろうか? 近年、様々な機会に新しいクルマを運転するが、何時も自身が運転しているランドクルーザーに比べると視界が悪く運転に不安の要素が有る。太いフロントピラーには死角が生じ、ギアをバックに入れるとスクリーンに後方の映像が映し出されるが、それは言い換えればスクリーンに光景を映さなければ後ろが確認出来ない設計であるという事である。視界のいいクルマは街中でもオフロードでも運転に安心感が伴う、徳大寺有恒氏に代弁していただくと、『視界のよいクルマとは、たんにフロントガラスを通じて景色が広々と見えるということだけではない。もちろんそれも大事だが、もっと大事なのはボディの四隅がはっきり確認できるという事だ。』座席に座ってステアリングを握った時にボディの四隅が確認出来るクルマが視界のよいクルマである。とおっしゃている。ランドクルーザーに乗ると安心感があるが、それは車体の大きさやエンジンのパワーからくる要素だけはなくて、四隅がしっかりと確認出来る事からくる運転のしやすさが安心感や取り回しの良さに繋がり、人々を引き付ける要因の一つになっているのではないかと思っている。