選択はコミュニケーション

2012-03-01 13:28:21 | レッスン
先日転勤で東京へ行かれる方の最後のフランス額装レッスンがありました。最後の作品もきちんと完成しました。ノリタケの陶器のカードに描いてあるバラのピンクの色がフワァっと浮かび上がりました。インチサイズの小ささなのにひとまわり大きい八つ切りサイズに見えます。マットに切り込みを入れてつくる技法なのですが、選んだ素材のおもしろさが生かされています。



次の作品は鏡台前などに置くゴミ箱になります。
私が、
「ゴミ箱を使うたびに楽しいですよ。」というと、
「私はもっとほかに楽しいことがありますよ。」
と言われました。日本のどこにでも、突っ込みがシャープな方がいるものです。シャープな方がいてこそ 人生おもしろみもあります。




平山郁夫のはがきの額装。受講生作。



ロロの技法。中のカードは京都の「キクオ書店」で買ったもの。80年前の木版画です。受講生作。



引き出し付き飾り棚。金具もすてきです。受講生作。





様々な素材を選ぶことは、素材の作者の 意図を読み取ることにもなると感じます。

どの素材を選ぶか・・・。難しいですが、受講生の方はとても熱心に考えて制作されます。

フランス額装がもっと流行るといいのですが、まだまだです。幸い受講生の方が意欲的なので、引き継いで頂こうと思います。頑張ったもん勝ちです。
コメント
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