5月10日にあこがれの上五島へ行きました。あいにく四六時中雨の降る一日。五島産業汽船 びっぐあーすの高速船で僅か1時間40分。5600円。指定席で揺れもなくトイレもとてもきれいでした。
朝8時出発。9時40分に鯛ノ浦港に到着。フェリーの中からの上五島。雨でも嬉しい。
9時54分、西彼バスで有川港へ。15分で到着。ターミナルはコインロッカーもありました。しかし、おにぎりなどは買うことができません。近くにエレナ(スーパー)やコンビニがあったのでコンビニで昼食を調達。
この石像は 第50代横綱 佐田の山。有川町出身です。今から50年ほど前の長崎の英雄です。長崎県人の誇らしい方です。
10時50分に世界遺産候補の頭が島天主堂行きのバスに乗ります。乗客はのべ7,8人ほどでした。ずっと乗っている人は友人と私の二人だけです。バス代660円。
約40分で教会前に到着。砂岩でできた教会は 重厚感があるなか、小さくて温もりがあります。鉄川与助さんの施工で 当時レンガが高かったので キリスト教信者の方々が 島の砂岩を掘り出して作ったということです。それでもお金がかかるので 家を売ってまでお金を作り教会に寄付して 土地を去って行ったとか・・・・。現在 頭が島にすんでいる人は13人。4人は県外からの移住者。今陶芸をされているということ。ほかの9人の方がキリスト教徒だそうです。
雨だったのですぐに教会の中に入れてもらいました。事前連絡をすると入ることができます。内部はパステルカラーの色彩の椿の花などが装飾されています。シンプルなステンドグラスもあり、きれいに保たれています。建築に詳しい方が3人ほど見学に来られていました。多くの工夫された装飾などに感動していました。与助さんの仕事が今も生きていると思いました。
教会の外には清潔なトイレも整備されています。世界遺産候補になっているので着々と準備がされているのだと実感します。10日、11日と2回この教会に来ましたが、ぽつぽつと人も訪れます。11日は雨で絵を描くことができませんでした。
今回 書きたい記事が多いので 11日に描いた絵を1枚掲載します。教会から5分ほど歩いた高台から見た遠景です。
ホテルで後ろの山を暗くしすぎました。でも描きたかった光景、、、。夢が叶いました。頭が島の空気はとても神々しかったです。どういう気持ちで信者たちが暮らしたのか知りたくなります。