被爆マリア像の実物を拝見

2020-08-14 12:31:30 | ラペ
アトリエ ラペの 「ラペ」はフランス語で「平和」という意味です。そこで、先日の被爆マリア像を実際に浦上天主堂にはりきって見に行きました。バスを間違えましたが何とか到着。思えばここへ来るのは初めてかもしれないと考えつつ被災した煉瓦などを見つけることができました。天主堂内はお葬式が催されていたのでほんの出入り口のみの見学。入って左手のやや上の方に被爆マリア像が小聖堂に飾ってありました。天主堂内部は 華やかなステンドグラスがあり、大浦天主堂より大きく、新しい感じがしました。(当たり前ですが)










そのまま商店街を通って平和公園に下りました。平和公園にも浦上天主堂から持ってきた煉瓦と装飾された柱があり、青空に映えています。




平和公園は人々が大勢訪れるからでしょうが、掃除も行き届き 樹木も伸びやかにそびえています。原爆を忘れないために多くの人々が影で支えているのだなあとよくわかります。平和公園は外から見たら物静かですが、入ってみたら強烈なパワーを感じます。やはり音はしなくても,過去の悲鳴が聞こえてきます。
今は暑くて危険なので 秋になったら是非スケッチに着たいと思います。その時は必ず煉瓦を入れて歴史の匂いのする絵を力強く描く予定です。
浦上天主堂や 平和公園には少し観光客の方がいました。今は平和施設等見やすくなっていると思います。




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七面山からの眺めの額装

2020-08-13 13:11:34 | フランス額装
 絵を額装しました。ラビ(Lavis)という技法を使っています。これはラビと言っても スポンジで斑点模様をつくっています。 上の模様のLINEは太め 下は細め。きゃしゃなこの絵には細い方がぴったりです。




益々 BSテレビのオスマントルコ外伝にはまっています。放送ではもうすぐスレイマン皇帝の一人娘ミフリマーフと野心家のリュステムが結婚します。年の差は22歳。しかし もうひとりミフリマーフに心を奪われた男性ミマール・スィナン(Mimar Sinan, 1489年-1588年)がいたとのこと。その人も33歳くらいの年の差の建築家です。ミフマリーフに恋して 彼女のためにつくったモスクが あまりに繊細で斬新なので心を奪われます。

美しいと感嘆しながら記事を読んでみると、スィナンがつくったモスクは世界遺産にもなっているし、有名なインドのタージマハルにも影響を与えたらしいです。更に驚くことに、100歳くらいまで生きて4代の皇帝に仕えたそうです。テレビでは面白いところばかりの内容ですが、実際はそれぞれの人物が良い仕事をしているようです。夢枕 漠さんが 「シナン」という本まで書いています。シナンは大天才建築家でミフマリーフの人生を救った人かなと勝手に考えています。



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被爆マリア像

2020-08-11 14:43:41 | フランス額装
 8月9日は終わりましたが、原爆犠牲者への祈りを受講生の作品を通してご覧ください。
額装の中のカード 平山郁夫 絵
「ラビ(Lavis)」という技法でカードのまわりの余白に 彩色したり、烏口ペンで線を引いたりしています。細い2mm程の幅の金色のテープも貼ってあります。烏口はたいへんむずかしいのですが、手仕事の味わいがあります。丁寧に額装してもらい、カードに描かれた被爆したマリア様が喜んで入る気がします。このマリア像は長崎の浦上天主堂で被爆したものです。アメリカ イタリア スペイン ソ連など海外にも運ばれて 原爆の悲惨さを無言で伝えています。なんと今年は被爆マリア像をテーマにした映画が公開されるということです。

2020年夏公開・映画「祈り」 被爆マリア像テーマに平和を次世代につなげて
※来春に延期のようです。コロナの影響でしょうか。高島礼子さんが出演されるようです。

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ひろしまの天才画家四国五郎氏

2020-08-10 16:34:33 | 透明水彩画
 昨年の今頃 NHKやBS4チャン年ネルで四国五郎さんという画家を知りました。今年もつい先日放送があったので ぜひひとりでも多くの人に知って欲しいと思います。四国五郎さんという方は広島の方で 1944年に出征して、戦争 シベリア拘留後 1948年に日本に帰国しました。しかし、弟さんは原爆で亡くなり、毎日のように絵を描きつづけて、原爆の悲惨さを絵で表現したそうです。わりと日常的な表現の絵なので、原爆が現実的なこととして理解できます。
四国氏のことはテレビで知ったのですが、ひとりでも多くの人に是非知って欲しいと思いました。被爆の絵は悲惨なのですが、必死に表現されている絵がとても美しいからです。絵からは人の息吹すら伝わります。
世の中にはすぐれた人がたくさんいると年を重ねるごとに思いますが、四国五郎氏のことは昨年初めて知りました。どうして今まで知り得なかったのだろうと残念に思えます。「おこりじぞう」という絵本の挿絵を描いた方だそうです。

恐らく再放送が来年の今頃あるかもしれません。BSや深夜のNHKの番組をチェックお願いします。
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インド ジョードプルの演奏会

2020-08-04 12:01:42 | 練習
まだ20代の終わりごろ、インドへ一人旅をして油絵やスケッチをたくさん描いてきました。今思えば無謀ですが。インドと言えば神秘的ですが 行ってしまえば目が慣れてしまって普通の日常で全く変わりありません。かれこれインドへは数回行っています。
1988年の一月にジョードプルという砂漠にある都市へ行きました。一人でうろうろしていると、楽器を持ったグループが家の中に入っていきます。そこへ私も入っていき その中で音楽学グループに演奏してもらました。観客は、私1人だけ。しかも 家の中。神秘的でエキゾチックな楽器の音楽と歌が流れます。演奏中は夢中でスケッチ。演奏後 わずかのお金を払いました。30分ほどだったでしょうか。F6の大きさの2倍大。
※記憶をたどっていて今書いていますが 記録はありません。一部事実と異なるかもしれません。絵だけが証です。言葉は片言の英語です。

हमारे पास जोधपुर का एक कलाकार था, भारत ने यह प्रदर्शन किया। मैं केवल दर्शक हूं। मैंने थोड़े पैसे दिए। मैंने लगभग 30 मिनट में एक तस्वीर खींची। F6 का आकार दोगुना करें। 3 जनवरी, 1988,



このスケッチを何回か日本で油絵に描いたのですが 臨場感が表現できません。近いうちにこのスケッチをそのまま額装することに決めました。最近やっとこのスケッチの良さを 心から感じるからです。絵は「作品」より 途中の過程やスケッチが ライブ感があり心の琴線に触れることがあります。
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