友人に誘われて、その人と同じ職場へ転職。
そしてそこから思いもよらないことを知ることになりました。
仕事を覚え、やっと一日が終わるという時にはもうヘトヘトに疲れ切り、
家に帰りつくのがやっとという状況でした。
他の人を見ていると量的に自分より仕事をしているような気がしないのだけれど、
慣れていないせいかな?
慣れるまでの我慢、と思っていたそうです。
そして一か月を過ぎ、
たまに挨拶をする程度ですが、他の部署の女性で長年仕事をしている人が帰り道に後ろから声をかけてきました。
「来た時よりもずいぶん痩せたような気がするの。それで心配になって」と。
はじめて優しい声をかけてくれたので思わず泣きそうになったそうです。
転職をして一か月少しの間に3キロ痩せたことを話すと、
「言いづらかったので言えなかったのだけれど」と前置きをされ、
「Y子さん(友人)って良い人だと思っているでしょう?」と言われたので、
「ええ、そう思っていますし、仕事を探していた私に仕事を紹介してもらえましたし」と答えると、
「それがね・・」と言うお話をしてくれました。
実は、この相談者さんの前に働いていた人は、Y子さんに紹介されて転職してきた人であり、
本来はY子さんが行う業務を前任者の彼女がさせられていたこと。
当然仕事量が多くなるので精神的につらくなり、
仕事が遅れるので、最後にはY子さんに
「まだできないの?」といじめられて辞めた人であること。
つまり、自分の仕事を自分が連れてきた人にさせて自分が楽になるように仕事を減らすことをしている人だったのです。
「それって今の私も同じ目にあっているということですか?」と聞くと、
「うん、前の人もかなり痩せて辞めて行ったのよ。周りの人も気が付いているけれどY子さんは長く勤めているから誰も文句は言えないのよ。
ただ前任者だけではなくて、その前も・・全体の仕事を知らない人にはY子さんは自分の仕事をやらせるのよ。そして仕事がキツイと言ってみんな辞めて行ったのよ」
Y子さんが仕事を振ってきたときには
上手に断ること、というのがこの会社の“仲間内の声”だそうです。
もちろん男性にはそのようはことはしないそうです。
どうりで仕事量がとても多いはずだわ、と気が付きました。
そしてその先輩に
「仕事を断るか、仕事が全部できるようになるか、もしくは辞めるかどれかにしないとたぶんあなたがもっと大変になる」と言われました。
友人として信頼していたのに、仕事でみんなからの評価がこんなに低いなんて・・
残念に思う気持ちと、
利用されたのよね、私、という悔しい気持ちが胸に広がりました。
そして私に相談に来られました。
「その先輩の方の言葉通りだとすると、私はどの選択をしたらよいでしょうか?」と言うことなのです。
彼女にするとやっと普通にお給料と待遇がある会社に入れ、大変だけれどなんとかできている状態。
でも悔しい。
利用されているなんて、
Y子さんに対し、
自分の仕事を自分でしたらいいのに!と思う怒りは収まりません。
(ここまで書いて消えないので続けて書けそうです・・前のブログ参照)
それならと私は思い、まず体と心のことを確認しました。
体調が一番大切ですからね。
生活、食事などの注意点をお話しました。
もちろんストレス解消のことも。
そしてチャネリング
「友人であるか、ないか、と聞こえてきますが」と答えると、
「友人の“フリ”でいいでしょうか?」と笑いながら話してもらえたので
「ではこういうことで・・」と第一案と第二案のお話をお伝えしました。
そして彼女は
「第二案でいきます」と答えられました。
第二案は会社に残留方法です。
怒りがあるからできる方法です。
反撃開始
細かい会話等、相手をどうするかなど、中身は内緒です。
そして彼女は誰でもできる簡単なことをあえてYさんにさせ、
手のかかる内容のことがほとんどできるようになったので、
Yさんに仕事が回る前に
「私、それできます」と言い、やりこなし、周りから“できる人”という評価に変わりました。
つまり、Yさんは誰でもできる仕事しかしないので楽にはなりましたが、
それだけしかできないという立場になり、
逆に彼女は持っているスキルを発揮させて、
「いなくては困る人」になったのでした。
元々彼女の方がスキルがかなり上だったのです。
「全体もわかり、仕事の流れも読めましたし慣れたのでこっちのものです(笑)それに前に働いていた会社より内容が軽いですから雑用が減り、量さえ少なくなれば大変な仕事でもこなせます」と言いました。
新年度からはYさんの部屋より、ずっと上の階の部屋に異動。
あの声をかけて下さった女性から
「凹んでいたあなたを見ていた時は辞めた方がいいと思っていたけれど、あなた、やるわね、やり方がカッコいいし、見直しちゃったわ」と言われたそうです。
「自分自身と前任者さんたちの敵討ちだと思ったらむっちゃ燃えました。怒りをパワーに変えるってこんなやり方もあるのですね」と言われました。
彼女だからできたことです
そして被害者さんたちへの気持ちと正義感があったからこそです。
「これからまた資格を取りに行ってこの会社でもっと良い仕事をさせてもらえるように上を目指します」
うん、素敵なパワー
何歳でも
「できる人はやる」です。
いや、
「やって見せます」ですね。
応援します。
私もつい最近、目的と意味がはっきりしたものが体から出てきて、紙に書きだしました。
それを見て
「うん、これ」と実感できたことがあるので。
お客様と共に頑張ります