引っ越しをしたいのにうまくいかない。
良い物件が見つからない。
話が進まない。
引っ越し先を決めたのに引っ越し業者さんと見積もりが合わなくて予算を買えようかと思っている・・などいろいろな相談があります。
そしてみなさん、
「占いの先生に聞いて決めたのに、引っ越しが進まないので引っ越しをしないようがいいのでしょうか?」と聞かれます。
答えは、その方によります。
ある方のお話です。
契約更新があるために、新しいところへ引っ越しをしようと家族会議で決まり、新しいところも決めていざ荷物をまとめていると次々にいろんなことが起き、これはどういうことか?と思い、引っ越しを辞めたそうです。
そして・・それからまもなく阪神淡路大震災がありました。
引っ越しを予定していた場所が大きな被害があったところだったそうです。
他には・・
賃貸の家に住んでいましたが、引っ越しをする予定もなかったのに、立ち退きの話があり、引っ越す予定をしなければならないことになりました。
気持ちが乗らない、やる気もない・・という日々でして新しいところになじめるのか?という不安でした。
もちろん新しいところがなかなか決まらない。
困っているところに阪神淡路大震災。
命は助かりましたが、家のはぐちゃぐちゃになりました。
引っ越せばよかった、と思っているところへ、知人が声をかけてくれ、
「良かったら自分の実家が空いているし、中に家具もあるのでそのまま住まないか?」と言われ、田舎でしたがそこへ引っ越し。
「田舎の空気や水の美味しさの中で、都会にはないのんびり暮らしです。車通勤ですが道も空いているし、日々心に余裕ができました」と言われました。
あるマンションに住んでいる女性が
「隣の方なのですが見た目は普通の方ですが、たまに大きな音が聞こえて、怖いと思う時があるので引っ越しをしたいと思い、引っ越し先を探しているのがですがなかなか良い物が見つからないのです」と言われました。
それで深いお話を聞いていると・・
「あなたの仕事のストレスと隣の方との感情と連動させてしまって磁石が大きくなってしまっていますね」とお話を為ました。
今の部屋から脱出する方に想いを持って行かなければならないのですが、どうしても
「隣が出て行ってくれたらいいのに」(これが普通の人の感情で当たり前のことです)と思ってしまうので、自分がこのままでここに思いとどまる方向の運勢に引っ張られてしまっているようでした。
「こころのエネルギーの使い方がちょっと違うのです」と説明をしまして、これからはこうしてください、ということをお伝えしました。
「使い方が変わったらきっとその時、答えがでますよ」と言葉を添えて
隣の音は変わりませんでした。
しかし彼女自身が少しずつ変わってきた様子で
「気にならなくなってきました」というメールをいただきました。
相変わらず新しい希望の部屋は決まらない。
不動産屋さんの人とも気が合わない。
仕方ないわ、あきらめよう、このまま(ふるらんに)言われたことを守って行こうと思った矢先に
近所のスーパーで隣の部屋の男性とばったり会いました。
勇気を出して「こんにちは」の挨拶をすると、男性が近寄ってきて、
「音が大きくてすみません」と頭を掻きながら謝ってこられたそうです。
驚いていると
「実は仕事のストレスで大きな音を出してしまっていて、先日先輩にそのストレス解消の話をしたらそれは隣の人に迷惑をかけているし、そんなことをしていても仕事の解決にはならないぞ、と言われて反省したところです。それから先輩が仕事のことを助けてくれてだいぶ心の余裕ができてきました。最近静かでしょう?」と言われたので
「そんなことがあったのですね」と答えると
「今日、あなたから声をかけてくれたので謝るチャンスだと思って。これで先輩に報告できます」と言われたそうです。
彼女は私に、
「良い人で良かったけれど、もし違うタイプの人で逃げるように引っ越しをしたら・・きっと街でばったり会った時怖いことになっていたかも、と思ったりしました。こうやって普通にお話ができるタイミングが出来て安心しました」と言われました。
そして
「人っていろいろあるのだと思うと深いですね」と言われた彼女に
「そうね、私もまだまだ理解してあげられないことが沢山・・ただ苦しみや悲しみで心がいっぱいになっても頑張って普通にしている人達もおられるし、人にぶつける人もおられるし。
あなたの想いが変わってきっと見えないけれど見えるように現象が現れたのでしょうね」と言いました。
60代の女性のお言葉です。
この方も引っ越しを取りやめて大きな○○に巻き込まれずに済んだ方です。
「引っ越しって取りやめにしてみて正解だったと後でわかるものなのよね。決断とかタイミングとかそういうのを越えて何かがあること以上に何かが動いていると思えば動かないほうが得策と思える日が来るから」